【写真集】満洲國 / manchoukuo / 朝日新聞社 昭和15年(1940年)初版 / 日英両文解説
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【写真集】満洲國 / manchoukuo / 朝日新聞社 昭和15年(1940年)初版 / 日英両文解説の商品説明
昭和15年(1940年)に満州国国務院弘報処の監修のもとに朝日新聞社から刊行された大判写真集の初版本。おそらく初版のみの刊行かと思います。
いかに満州が希望溢れる地か、日本人にとっても有益な地であるかをプロパガンダするために作られたものでいわば国策本といってよい本です。
1931年、関東軍作戦参謀、石原莞爾らの首謀による軍事行動によって引き起こされた満州事変。それによって翌32年に傀儡国家として成立したのが満州国でした。
日本政府は「五族協和」による「王道楽土」建設をスローガンとし、事変以降、満蒙開拓移民が国内でも大々的に喧伝されました。
長男でなければ将来が安定しなかった農家の次男、三男らが満州を新たな希望の地として開拓団に加わって行きます。
こうした国策を正当化するために本書のような本が刊行されたのでしょう。
かなりの大型本で、用紙も写真印刷も良く、当時としてはなかなか豪華な作りです。
移民になる人ではなく、ある程度豊かな階層やインテリゲンチャ向けのプロパガンダだったかと思います。
プロパガンダではあるものの、写真もレイアウトも良く、本としてはとても良くできています。
とくに写真は1930年代写真の雰囲気が濃厚で、ロマンティックさとファナティックな気分=ようするにそこがファシズムに繋がるわけですが、
そんな当時の雰囲気と美意識をよく伝えています。
本書刊行の翌年、真珠湾攻撃があり太平洋戦争が始まります。
現在、古書市場でもほとんど見ることがなくなった、いわば稀覯本といってよい一冊です。
大型本にて、佐川急便(複数冊)80サイズでの発送となります。
監修:満州国国務院弘報処
出版者:朝日新聞社
発行:1940年
ハードカバー:162ページ
サイズ:26 × 34 × 2 cm
言語:日本語/英語
状態:ダストカバーには小破れ、経年の剥がれ等あります。この時代の本はダストカバーが薄紙に刷られており、残っているだけ良いほうです。
本体底部にアタリ傷があり、若干内部にも影響ありますが写真を見るのに見苦しい程ではありません。
1940年刊行の本ですのでそれなりに経年感があります。