【新本】ハンナ・ヘーヒ(ハンナ・ヘッヒ) 1889-1978 【図録】
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【新本】ハンナ・ヘーヒ(ハンナ・ヘッヒ) 1889-1978 【図録】の商品説明
2003年に伊丹市立美術館と町田市立国際版画美術館で開催された展示の図録。
ダダイズムのコラージュ・アーティストとして出発し、1960年代まで旺盛な作家活動を続けたドイツの女性アーティスト、ハンナ・ヘーヒの回顧展図録です。
コラージュと言えば、マックス・エルンストが有名ですが、エルンストは19世紀の銅版画を切り貼りして日常的なものを〝異化〟する手法で、
コラージュの一種の文法をつくりあげたと思います。
その影響は大きすぎ、日本でのコラージュ作品なども60年代の野中ユリ始め、現代に至るさっかまで、どこかしらエルンストの文法から逃れられていない感じです。
エルンストもダダイストのひとりでしたが、のちにシュルレアリスムに移行したことも関係あるでしょう。
シュルレアリスム的なものは、じつはひじょうにわかりやすい、さらには具象性も強いことから(抽象もありますが)、いつの時代も受け入れられやすいのだと思います。
ハンナ・ヘーヒ(以前はヘッヒの表記が多かったと思います)は、エルンストの文法とはかなり違うコラージュを20年代に制作し始めました。
それは下手でもあり、荒々しくもあります。
エルンストは何をやっても破綻なく上手い天才なのですが、ヘーヒは素人くさいというか...でもそこが彼女の作品の最大の魅力でしょう。
もちろんただ下手なわけではなく、それは〝文法〟を確立しようとしなかったダダイスト的志向だったとも言えます。
なのでエルンストはダダよりもシュルレアリストが本質だったのかと。
ヘッヒの作品はなかなかまとまったものが出版されず、海外でも数冊。しかもどれも入手困難な本です。
本書は、そんなヘッヒのドイツでの回顧展をもってきたもので、2分冊となっています。
一冊は図録+英語解説。これは海外で刊行されたものをそのまま輸入したものです。
もう一冊はその日本語訳で、この展覧会のために制作されました。
おそらく日本で初めてのまとまったハンナ・ヘーヒ展であり、図録でしょう。
日本語で読めていろいろ知ることができるのも、画期的なことかと思います。
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発行:2003年
ペーパーバック2分冊:英語版図録134ページ、日本語翻訳解説88ページ
サイズ:16.5 x 13.5 x 1.8 cm
言語:英語+日本語
状態:新本です。