20世紀のモダン・ハウス：理想の実現 I＋理想の実現 II / ２冊セット / a+u 臨時増刊 Visions of the Real
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20世紀のモダン・ハウス：理想の実現 I＋理想の実現 II / ２冊セット / a+u 臨時増刊 Visions of the Realの商品説明
建築と都市（a+u）2000年３月臨時増刊として刊行された「20世紀のモダン・ハウス：理想の実現 I」、
その続編として同年10月臨時増刊として刊行された「II」の２冊セットです。
最初から２分冊での刊行を企図したもので、I は1900年〜1949年、II は1950年〜1975年の建築物で構成されています。
本書はそれなりの値段なものの（定価、各4800円）、刊行時から人気だったのは住宅建築に的を絞った20世紀建築史だったからでしょう。
この違いは大きく、通常の建築史本で多くを占めるビルディング建築を見ずに住宅での進化に集中できることはかなり楽しいことです。
掲載された多くの建築は個別の本には登場するものの、そうした本が高価でなかなか見れないものを収めていることも意義あります。
しかも、写真はすべて新建築社写真部による撮り下ろし。つまりは他の本で見れないものなのです。
たとえば I のほうにハンス・シャロウンの1933年の作品「シュミンク邸」登場します。
本サイトでも以前UPして売れてしまったシャロウンの作品集はひじょうに高価でした（元々...）。
でも、はっきり言って本書の写真のほうがずっと詳細で各部を見れるのです（掲載7-8枚目）。
あるいはロシアのメルニコフによる1929年の「メルニコフ邸」（掲載6枚目）。
こちらもさまざまな角度から撮影していて、こんな詳細は本書で初めて知りました。
そんなふうに楽しさとともに驚きもある本なのです。
II のほうも同様でルイス・カーンの「フィッシャー邸」も、リチャード・マイヤーの「ダグラス邸」もそれぞれの作家作品集を見るよりも詳細でしょ！
という驚きと楽しさがあるのです。
多少、建築史、住宅史を知っている人には有名な作品が順当に掲載されている感というのがあるとは思いますが、
そのそれぞれの細部、さまざまな角度を捉えたという点で、これは優れた住宅建築史写真集といえます。
余談ですがオスカー・ニーマイヤーの「カノアスの家」は、2009年のスパイ・パロディ映画『フレンチ大作戦 灼熱リオ、応答せよ』に
本書での撮影とすっかり同じ位置からの撮影でロケ地として登場しています。
まさか本書の撮影班がこのB級映画のカメラ位置をなぞったとは思えませんが。。
大判本２冊ですので、佐川急便での発送となります。
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出版社：エーアンドユー
発行：2000年
ペーパーバック：I-280ページ
、II-288ページ
サイズ：22 x 29 x 1.9×2（3.7）cm
言語：日本語
状態：多少の経年スレ等ありますが、概ね状態良好です。I 巻目のほうにページが開ききったところがありますがガタつきやページのはずれはありません。