ヴィヴィアン・マイヤー写真集「Vivian Maier: A Photographer Found」
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ヴィヴィアン・マイヤー写真集「Vivian Maier: A Photographer Found」の商品説明
シカゴでベビーシッターをしながらアマチュア・カメラマンとして生涯に15万点以上の写真を残したヴィヴィアン・マイヤー。
1926年ニューヨークに生まれ、2009年に83歳で生涯を閉じましたが写真は一度も発表されることはなく、彼女のことは誰も知りませんでした。
ところがシカゴの歴史ついて調べていた青年ジョン・マルーフが偶然オークションで彼女のネガを入手します。
彼はその作品に驚き、Flickrで紹介し始めると多く賞賛を浴び初めてヴィヴィアンの名は世間に知れるようになります。
しかし、そのときはすでに彼女は他界していました。
展覧会が開催され、写真集が刊行され、さらに2013年にはドキュメンタリー映画『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』が製作され、話題となります。
本書は大型本で288ページ、膨大な量の作品からセレクトしたもので、初期から後期まで、またモノクロ写真からカラー写真まで、250点以上の作品が掲載されています。
マイヤーはセルフ・ポートレートをたくさん撮ってますが、どこか自分の存在を確認しようとして撮っているような気配があって独特です。
また足元の写真が少なからずあるのも面白く感じました。
これもなにかしら「不在」性のようなものの強迫観念があったからかもしれません。
掲載したハイヒールの展示写真のようになると、その不在感は圧巻です。
マイヤーは街へ出て、スナップ写真のように撮りました。
決定的瞬間や構図の美学を撮ろうとしたのではないので、そこが彼女の斬新さでもあります。
ヴィヴィアン・マイヤーの作品集は何冊か出版されていますが、本書が大判でページ数も多く、最も作品を堪能できる写真集かと思います。
しかも古本としてここまで状態の良いものはなかなか見当たらないきれいな状態の本です。
大型本ですので佐川急便（複数冊）80サイズでの発送となります。
著者：John Maloof
出版社： Harper Design
発行：2014年
ハードカバー：288ページ
サイズ：27 x 32.5 x 3.4 cm
言語：英語
状態：ダストカバーにも経年感のないひじょうに良い状態の本です。