【新本】クロード・カーアンの生涯と作品「Exist Otherwise: The Life and Works of Claude Cahun」
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【新本】クロード・カーアンの生涯と作品「Exist Otherwise: The Life and Works of Claude Cahun」の商品説明
本書は、シュルレアリスム運動の辺縁にいたクロード・カーアンに関する初めてのまとまった評伝、そして作品集かと思います。
カーアンといえばこの写真!というセルフ・ポートレートをこちらの最初に掲載しました。
一度、見たら忘れられない写真かと思います。
彼女(というかジェンダーを問題にもしていたので男性名クロードにしていますね)の生涯は、セルフ・ポートレート作品、テキストをメインに展開していきます。
コラージュや絵画などもありますが。
でも、どう見ても彼女自身の姿が一番の作品だったように思います。
カーアンは1894年、フランスのナントで生まれます。
本名はリュシー・ルネ・マティルド・シュオッブ。
シュオッブと聞いてあの作家のマルセル・シュオッブを思い出す人もいるでしょう。
『少年十字軍』とか、あるいは『黄金仮面の王』、短編の『列車〇八一』とかめちゃくちゃ良かったです。
青空文庫で読める『癩病やみの話』などはヴィリエ・ド・リラダンの短編を思い起こさせるところもありました。
その作家のシュオッブは、カーアンの父の兄だったのです。
カーアンはのちに生涯のパートナーとなるシュザンヌ・マレルブと知り合い、さまざまな作品を共同制作もしますが、シュザンヌはマルセル・ムーアという男性名を名乗ります。
こういうのはフランスならではですね。
カーアンがシュルレアリスト・グループと関係を持ったのは1932年、アンドレ・ブルトン、そしてルネ・クルヴェルと知り合ってのこと。
クルヴェルも特異な作風でしたから、面白い人同志は知り合うものだなと感心します。
本書は、評伝もかねているので文章も多い本です。
最近の洋書によくある、全ページカラー印刷で文章ページも写真製版用の良い用紙を使ったもの。なので、図版の印刷もとても良いです。
著者のジェニファー・L・ショーはカリフォルニア州ソノマ州立大学美術史教授だそう。
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著者: Jennifer L. Shaw
出版:Reaktion Books
発行:2017年
ペーパーバック:326ページ
サイズ:21 x 29.5 x 1.5 cm
言語:英語
状態:新本です。