ヴィクトール・オルタ作品集「Victor Horta. Un maitre de l'art nouveau」
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ヴィクトール・オルタ作品集「Victor Horta. Un maitre de l'art nouveau」の商品説明
ベルギーのアール・ヌーヴォーを代表する建築家ヴィクトール・オルタの生涯と作品をまとめた本。
1990年の刊行ですが、オルタの作品をまとめた本は本書が最初だったのではないでしょうか。
著者のクリスチャン・メニル...日本ではあまり馴染みのない名ですが、じつは映画監督でたくさんの短編ドキュメンタリーを撮ってきた人です。
しかも著作に多く、ベルギーのブリュッセル出身なのでベルギーのアール・ヌーヴォーに造詣が深く、オルタに関しては本書だけでなく、
いくつかの著作があるようです。
という経歴ですので、本書の写真も歴史的な資料写真以外は、著者クリスチャン・メニルが、その建物を訪ねて自分で写真を撮っています。
オルタ邸内部の温室など、なかなか他の本には出てこないでしょう。
ただ、あまり写真は上手とはいえないところがちょっと残念です。
作品はよく網羅しています。
フランス語のwikiには、かなり詳細にオルタの作品が網羅されているので、そちらを参照しながら見るのも良いでしょう。
以前、TVでブリュッセルにあった「La Maison du Peuple」が1965年に解体されたことを観て、なんという野蛮な、と思ったのですが、
wikiでみる限り、現存しているものがかなり多く歴史的建築を破壊しまくっている日本との違いを強く感じました。
本書はカラーページは少ないですが、写真は多数収載し、しかもドアノブや梁の鉄骨など細部の写真も配して見応えあります。
刊行から間もない頃にブリュッセルに行ったことがあり、そこで購入し、オルタが大好きで保管してきたものです。
たぶん日本にはほとんど入ってこなかった本ではないかと思います。
ずっと本棚保管ですので、状態良好です。
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著者： Christian Mesnil
出版社：Braine-l'Alleud
発行：1990年
ペーパーバック：96ページ
サイズ：21 x 29.7 x 0.9 cm
言語：フランス語
状態：個人保管ですので、刊行年のわりにはかなりきれいな状態の本です。