パノラマ画の歴史「The Painted Panorama」
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パノラマ画の歴史「The Painted Panorama」の商品説明
1792年にイギリスのロバート・バーカーが〝発明〟したといわれるパノラマ画と、視覚的スペクタクルの見せ物としてのパノラマ史を解いた一冊。
この〝発明〟によって19世紀中、ヨーロッパの各地に大きなパノラマ館がアミューズメントとして設置され、
戦争画や海辺を一望し360度描いた巨大なパノラマ画が大人気となります。
パーカーの発明から始まるこのあたりの詳細等は、本サイトで現在セール中で最後の一冊が残っている雑誌『papier collé』3号で詳細を私が書いています。
本書はパノラマの歴史をグラフィカルに紹介したほとんど唯一の本ではないでしょうか。
多少、図版を入れた研究書などはいくつかありますが、それらの多くは図版もモノクロ。いかにも〝読む〟本といった感じです。
本書も歴史のみならず、文化史的な位置付けまで適切に行った内容の濃い本ですが、図版の量もかなりで、しかもほとんどがカラーです。
当時のパノラマ館に設置されたパノラマ画で、現存するものはすべてカラーで掲載(資料写真はモノクロページあり)。
さらに二つ折り等のページを作って4ページ分全面でパノラマ画が見えるように....
いえいえ、その二つ折りページをいくつも重ねて12ページくらい使って360度再現する、
などレイアウトも工夫されて豪華なつくりで圧巻です。
ともかくパノラマ画というのはパノラマ館の建物いっぱいの大きさだったので細部が細かく、本に掲載すると細部が細かすぎてわからないくらい(拡大図版もあります)。
しかもこれだけの量のパノラマ画が残されていたのか、と思うほど掲載されており、その点でも唯一無二の本です。
内容にしても「パノラミズムとパノプティコン」などといった項をつくり、ルドゥなど18世紀の幻視の建築家から、
ジェレミー・ベンサムのパノプティコン(一望監視装置)までの視の流れを辿ったりと、たんにグラフィカルというだけではありません。
ともかく内容の濃さに圧倒される本で、パノラマ史好きには最高の一冊と言えるでしょう。
大判でぎりぎりレターパックライトに入る本ですので、
他の本と複数冊ご購入の場合は、佐川急便(複数冊)80サイズの選択をお願いします。
著者: Bernard Comment
出版社:Harry N. Abrams
発行:2000年
ハードカバー:272ページ
サイズ:23 x 28.2 x 2.5 cm
言語:英語
状態:ダストカバーの小口折り返し部分に一ヶ所5mmほどの小さなスレ傷がありますが、他は全体に使用感少なくきれいな状態です。