イギリスの風刺画家たち「Hogarth to Cruikshank: Social Change in Graphic Satire」
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イギリスの風刺画家たち「Hogarth to Cruikshank: Social Change in Graphic Satire」の商品説明
タイトルは「ホガースからクルックシャンクへ:風刺画における社会変革」。
ホガースは有名なウィリアム・ホガースでご存知の方も多いことでしょう。たしか高校生のときの世界史の教科書にも図版が掲載されていた記憶です。
しかしクルックシャンクとなるとご存知の方もぐっと減るかと思います。
本書はホガースから始めて、ジェームズ・ギルレイ、トーマス・ローランドソン、ジョージ・クルックシャンクなど
18世紀から19世紀のイギリスの風刺画家たちの作品と、彼らの題材となった当時の社会変容に関して多数の図版によって解説した本です。
こちらに掲載した最初の図版は、ホガースによるもので、田舎から出てきた純真な娘が都会で売春斡旋の老女と出会って、早くも転落への道を辿ろうとしているという画です。
ロンドンはともかく売春宿が多かった都市です。
英国貴族とブルジョワがその需要を支えていましたから。
その英国貴族がイタリアに旅行する「グランド・ツァー」、そうしてイタリアかぶれになって帰ってきた彼ら(マカロニと呼ばれた)が流行らせたのが巨大なカツラ。
これもいくつも描かれています。女性の巨大カツラもまた。
19世紀に入るとボー・ブランメルの影響でダンディが闊歩し始めますが、彼らに対する風刺もあって、なかなか面白いものがあります。
224ページとそれほどのページ数ではありませんが、用紙が厚いものを使っているので3.3cmもの厚さがあります。
図版点数は200点以上とのことで十分なくらいで、時折、カラーも挟まれますが、
残念なのは図版にキャプションをつけてその風刺内容を示さず、本文を読む必要があることです。
(図版にはタイトル程度のキャプションはあります)
1967年刊行ですが、世界中で学生運動=Student Powerが盛り上がった年。たぶん世相からしてタイムリーな出版だったろうと想像します。
判型が大きいために佐川急便での発送となります。
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著者:M. Dorothy George
出版社:Penguin Press
発行:1967年
ハードカバー:224ページ
サイズ:23.5 × 30.5 × 3.3 cm
言語:英語
状態:ダストカバーに若干の経年感(上下フチにめくれ感等)がありますが、半世紀以上前の本としては良好な状態。