古典様式モードの変奏「Goddess: The Classical Mode」メトロポリタン美術館
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古典様式モードの変奏「Goddess: The Classical Mode」メトロポリタン美術館の商品説明
2003年にニューヨークのメトロポリタン美術館の一翼を担うコスチューム・インスティテュートで開催された展覧会の際に刊行された本。
古代ギリシャ・ローマ時代の服飾様式が時代を超えて、いかに変奏されファッション、あるいは芸術に影響を与え続けてきたかを探ったもの。
大雑把にはグレコ・ローマン的古典主義を基底に据えた服飾本です。
服飾好きからみれば、古代のものがずっと変奏されて現代のミニマル・ファッションにまで応用されたことはなんとなく知っているわけですが、
こうして多くの図版、実際の服飾写真で例証したものは少なく、そこが画期的な展覧会だったように思います。
こうした古代復権を18世紀初頭のエンパイア・スタイルのドレスに探ったり、
あるいはラファエル前派絵画の古代趣味のドレスを引用したり、ともかく幅広く渉猟して感心します。
モードではポワレ、フォルチュニーあたりの紹介から古典古代を範とし続けたマダム・グレなどが当然、紹介されています。
もっとのちではイブ・サンローラン、アレキサンダー・マックイーンなども。もちろんイッセイ・ミヤケも入ってきます。
という構成から見えてきそうなのが、プリーツを使ったミニマルなモードが古典古代からの継承的スタイルだということ。
本書はギリシャ・ローマのチトン、ペプロス、ヒマティオンという三つの基本的衣服形態を起点にして、
それらが後世にどう変奏されてモードとなっていったかを探っており、図版もさることながら内容も濃いものです。
また本文用紙にざらついた紙を使って、独特の雰囲気を出しています。
ふつうのコート紙系だとモダンになってしまうので、どことなく古代的な雰囲気を出したのでしょう。
図版は1ページに1点。写真をよく見せています。
資料写真、展示写真、それに美術・彫刻作品まで入れて充実。
さすがMETの力作といった感じです。
大判本ですので、佐川急便(複数冊)80サイズでの発送となります。
監修:Harold Koda
出版社:Yale University Press
発行:2003
ハードカバー:224ページ
サイズ:24 x 31 x 3.4 cm
言語:英語
状態:ほとんど使用感のないきれいな本です。古書市場でこれだけきれいな状態のものはなかなか入手しがたいと思います。
