ジェット・エイジからステルス時代までの空力造形「Aerospace Design: Aircraft, Spacecraft and the Art of Modern Flight」
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ジェット・エイジからステルス時代までの空力造形「Aerospace Design: Aircraft, Spacecraft and the Art of Modern Flight」の商品説明
航空宇宙設計（デザイン）の歴史をかなり貴重な写真で辿ったグラフィカルな本です。
こういう本が大好きで、刊行後しばらく経って古書店に出ているものを購入したのですが、写真が好きで手放せずにいたものです。
音速を超えるための設計...なので、冒頭にチャック・イェーガーの写真が登場します。
イェーガー...すなわち音速を最初に超えたパイロットについては映画『ライトスタッフ』が詳細を描いていますので、一見の価値ありです。
また、それは空気力学（エアロダイナミクス）の研究であり、流線型造形の発展史でもあります。
流線型造形の発展史...ということで、1939年のニューヨーク万博でもGMのパビリオン写真なども登場します。
目配りが航空機だけでない視野の広さも本書の特徴です。
また初期のモックアップの写真なども配して、流線型がどうジェット機に効果的に取り入れられていったかなどもわかります。
それと本書の圧巻はその「流線形の生成過程」を記録した風洞実験写真の数々です。
このあたりの写真は、これまであまり本に載らなかったのではないでしょうか？
巨大な風洞での実験風景はとてもSF的で感動的です。
正直、まったく読まずに写真ばかり眺めていた本ですが、200ページ弱、貴重な図版ばかりで、
航空機や宇宙機の技術試験用プロトタイプ...いわゆるX-Planeの写真も豊富。
ジェット機好き、試作機好きにはたまらないところがあるでしょう。
そして理工的な分野を、本としてはデザイン寄りに落とし込んでいるところも秀逸です。
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編者： Anthony M. Springer
出版：Merrell Publishers
発行：2003年
ハードカバー：192ページ
サイズ： 25 x 29.8 x 2.3cm
言語：英語
状態：ダストカバーに若干の経年スレ等ありますが、概ね状態良好です。