シュルツェ=ヴァレル作品集「Schulze-Varell: Architekt Der Mode」
¥2,600(税込) 残り0点
●発送方法について(購入前に必ずお読み下さい)
佐川急便発送の商品は配送地域によって700円〜1000円ですが、複数冊(2、3冊〜)ご注文の場合は、「注文内容」の「配送方法」のところで「佐川急便(複数冊)」を選択してください。
厚さ・サイズによってはレターパックプラスでお送り出来る場合もございます。送料選択の際にご確認頂けましたらと思います。
送料の詳細、注文方法、お支払い方法など、その他の詳細については「About」ページをご確認ください。
シュルツェ=ヴァレル作品集「Schulze-Varell: Architekt Der Mode」の商品説明
ドイツのファッション・デザイナー、シュルツェ=ヴァレルの作品集。
おそらく日本では、ほとんど知られていないと思うのですが、かなり面白い作品です。
ドイツの服飾界では、けっこう有名でこちらの本もミュンヘン市立博物館での回顧展の際に出版されたものです。
おそらくシュルツェ=ヴァレルのまとまった作品集としては、本書が唯一かもしれません。
また日本にはほとんど入ってこなかった本かと思います。
本名はハインツ・シュルツェで、戦前の1930年代にデザイナーとして自身のクチュール・ハウスを持つようになり、映画でのコスチュームも担当しました。
リリアン・ハーヴェイやツァラ・レアンダーといった、戦前のドイツ映画界の大スターの衣裳も担当しています。
戦後の1953年にシュルツェ=ヴァレルと改称。上流階級の顧客をもち、それなりに成功しています。
そしてこの人の作品の面白いところは、けっこうアヴァンギャルドなところです。ある意味、ドイツ的に「洗練されていない」のですが、そこも面白いところです。
こちらに掲載した写真でも、1950年代の作品ではその奇妙さがわかるものがいくつかあります。
細部にこだわるのですが、プリーツとかヒダとかに一種の過剰さがあって、この人、なんでウケたの?なんて思わせるところも。
逆に後半の1970年代の作品は、まとまって格好良くなります。その頃、ドイツでの人気は落ちていったようなのですが。
写真はさまざまな写真家によるものですが、いかにもドイツ的なモード写真を撮ったレジーナ・レランなども。
ドイツ性が倍加される感じです。
収められた作品は1930年代から80年代まで。40〜50年代の作品はとくに面白いと思いました。
良い作品、というよりも「よく見ると奇妙」というものが多く、そこがとても面白いデザイナーです。
こちらの商品のみでしたら、クリックポスト185円で発送できます。
他の本と複数冊ご購入の場合は、2冊まで佐川急便、3冊以上は佐川急便(複数冊)をお選び下さい。
出版社:Edition Braus
発行:1991年
ペーパーバック:134ページ
サイズ: 24 x 30 x 1.1 cm
言語:ドイツ語
状態:古い本ですので、多少の経年感があり、表紙周りには若干の黄ばみも出ています。
また表4側の下部にビニールコーティングの剥がれがあります。中は良い状態です。
