チャイナ・ドレスの誕生「Shanghai Girl Gets All Dressed Up」
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チャイナ・ドレスの誕生「Shanghai Girl Gets All Dressed Up」の商品説明
チャイナドレスの誕生をフルカラーの多くの図版で辿ったグラフィカルな本。
ただし、チャイナドレスをノスタルジックに懐かしむだけでなく、それがどう誕生し、ハリウッドとどう影響しあったか、
あるいは上海租界があった時代の土壌ゆえに生まれたものが、欧米に紹介され、中国服のイメージとなってゆく、そんなゆくたても解いた労作です。
胸元までがっちり覆いながら、太ももにスリットが入ったタイトでセクシーなチャイナドレスといえば、ウォン・カーウェイの映画『花様年華』を思い出す人が多いでしょう。
1962年の香港を舞台にしていますが、当時すでにチャイナドレス=旗袍(チーパオ)を着る人は減っており、
あの映画は1930年代の上海へのノスタルジーを強く込めていました。
そう旗袍(チーパオ)は、昔から存在していたのではなく、1930年代の上海租界で誕生したのです。
モダンでセクシーな欧米的中国服。
これが上海のモダニズムとしてハリウッド映画などにも登場します。
すると旗袍(チーパオ)は、モダニズムを孕んだオリエンタリズムとして人気となり、ステレオタイプに中国女性=旗袍(チーパオ)を着た人たち...となっていくわけです。
さらに面白いことは、このハリウッド的なものが上海に環流されて、旗袍(チーパオ)はより洗練されたものとなっていったことです。
文章は多くないものの、それらのことが簡潔に記されています
チャイナドレスに関する最高の一冊と言って良いでしょう。
本書は、そのような経緯とともにたくさんの写真で、ドレス、小物などを紹介しています。
当時の写真、資料写真、さらにハリウッドの写真など、著者の目配りは素晴らしく、まったく遺漏ありません。
横幅のある本ですのでゆうパケット310円での発送となります。
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著者: Beverley Jackson
出版:Ten Speed Press
発行:205年
ソフトカバー:152ページ
サイズ: 25.7 x 25.7 x 1 cm
言語:英語
状態:カバーに経年スレ等ありますが、並の古本といった感じです。
