帽子の歴史「L'Histoire du chapeau」
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帽子の歴史「L'Histoire du chapeau」の商品説明
イヴ・サンローランが亡くなったあとの2018年、彼が児童書のために描いたイラスト100枚が競売に付されました。
じつはその児童書自体、出版企画が潰れてしまって刊行されなかったものでした。ちょっと見たかったです。
その本の著者が本書の編集者にして、版元でもあるジャック・ダマーズです。
ダマーズも2014年に亡くなってしまいましたが、彼は戦後、美術本などを主軸に重要な本をたくさん出版してきました。
本書はファッションのグラフィック本シリーズの一冊で、このシリーズの一冊『Premier vestiaire pour l'histoire du costume masculin(紳士服の歴史上、最初のワードロープ)』は、
本サイトでも以前販売しました。
このシリーズは紳士服、手袋、そしてこの帽子があります。
いずれもかなり縦長の変型の造本でインパクトがあります。
中の図版はすべてモノクロ。しかも写真、イラスト、線画などごちゃ混ぜでかなりPUNK感があります。
ようするに歴史を時系列で正しく追おう、なんていう凡庸な意識はジャック・ダマーズにはなく、
彼はグラフィカルな類似性、面白さ、時代様式の奇矯性をコラージュのように配置して浮かび上がらせたかったのだと思います。
ロマネスク時代の帽子モードの図版のそばに、ロマネスク様式の城砦写真を並べて、その形態の相似性を問おうなんてジャック・ダマーズ以外、誰が考えるでしょうか!?
筆者もダマーズのセンスに多少影響を受けて『流行服 洒落者たちの栄光と没落の700年』を書きました。
日本の服飾史家の人たちに彼の爪の垢でも煎じて飲ませたいですね!
この本のみでしたらレターパックライト370円で発送できます。
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著者:Jacques Damase
出版社:Jacques Damase
発行:1987年
ソフトカバー:144ページ
サイズ:15.4 x 30 x 1.3 cm
言語:フランス語
状態:表紙がビニール・コーティングされている本ですが、古い本ですので経年変化で一部、そのコーティングされたビニールが浮き上がっています。
表紙周りはあまり状態が良くないのですが、他は問題なく並みの古本といった感じです。