ストリートファッションの歴史図鑑「The World Atlas of Street Fashion」
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ストリートファッションの歴史図鑑「The World Atlas of Street Fashion」の商品説明
ストリートをオルタナティヴなランウェイとして捉えた20世紀ストリート・ファッション図鑑。
ありとあらゆるトライブを織り込んでいますが、1950年代からのユース・カルチャーを古い図版で追ったものではありません。
そんな本はもうたくさん出ているので、著者のキャロライン・コックスは別の手法を用いました。
最低限の歴史写真は掲載したうえで、そのトライブがどう現在に継承され、しかも欧米だけでなく南米、アフリカ、アジア各国などを含めて
過去と現在どんなトライブが発生しているかを400ページ！600枚を超えるカラー写真で見せていきます。
日本の「Ganguro」「Gyaru-o」、果ては「Sukeban」なんてのまで。
それはアメリカでのチカーノのトライブだったり、コンゴ共和国キンシャサのサプールだったり、
いや、この本はすべて都市で分類しているので、東京と大阪も分けているし、北米、南米、ヨーロッパも各都市別のトライブで構成しているのです。
その膨大さと、一種の絶妙さ、あるいは著者のハッタリなのかもしれませんが、とんでもない細目分類によって、
これはほとんど19世紀のリンネの博物収集・分類のような精妙さを想起させます。
古い図版を期待している人にはちょっと肩すかしかもしれません。
でも過去がこのように再構成されて、そこから新たな派生もあって世界でこんなトライブが動いているのか、と知るには最強の書でしょう。
著者の力業のようなところもありますが、こうした細分化の分類は80年代のハウス／テクノ以降、音楽ジャンルでは当たり前のように進行していたことですので、
そのファッション版か、と感慨深いものがあります。
厚く重い本ですので、佐川急便での発送となります。
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著者：Caroline Cox
出版社：Yale University Press
発行：2017年
ハードカバー：400ページ
サイズ：23 x 23 x 3.5 cm
言語：英語
状態：ダストカバーにほんの僅かにスレがある程度、ほぼ新本状態です。