アンネ・ビエールマン写真集「Aenne Biermann: Fotografien 1925-33」
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アンネ・ビエールマン写真集「Aenne Biermann: Fotografien 1925-33」の商品説明
ドイツの女性写真家アンネ・ビエールマンの写真集。
おそらく彼女の作品をまとめた唯一の作品集かと思います。
というのは、サブタイトルにあるように彼女の写真家としての活動期は1925年から33年。
年齢にして27歳から35歳くらいまでの短い期間でした。
ユダヤ系の裕福な家庭に生まれたアンナは1933年、ナチス政権掌握の数日前に肝臓の病気で亡くなり、その後、夫と子どもはパレスチナに脱出します。
アンナが残した3,000枚に及ぶネガは、イタリアのトリエステでファシズム政権によって没収されたあとドイツに送り返され、ナチ政権下でほとんどが失われたと考えられています。
ですから失われなかった数少ない作品からこの写真集は成り立っています。
アンナが写真を撮り始めた1920年代後半のドイツは、表現主義から潮流が新即物主義=ノイエ・ザッハリヒカイトに移り始めた時期でした。
彼女は新即物主義の熱心な支持者で作品にもそれは現れています。とくに静物を撮ったものは、冷徹にそこにあるモノを写し撮った感じです。
ただ写真という媒体そのものが、表現主義よりも新即物主義に近しいものでしたから、それも自然でしょう。
総じてモダニズムの写真ということができると思います。
静物、子どもの写真(彼女のふたりの子をよく被写体にした)、工業物、ヌード、街角、風景、多重露光の実験まで、
彼女はさまざまなものを被写体にして実験も試みました。
もっと長く生きられたら別の世界も見せてくれたのだろうと思うと惜しい才能です。
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出版社:Dark Nishen
発行:1987年
ソフトカバー:144ページ
サイズ:21.5 x 28 x 1.1 cm
言語:ドイツ語
状態:表紙に多少の経年スレがある程度、全体に状態良好です。