アレックス・ステインワイスのアルバムカバーアート「The Inventor of the Modern: Alex Steinweiss」
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アレックス・ステインワイスのアルバムカバーアート「The Inventor of the Modern: Alex Steinweiss」の商品説明
長くコロンビア・レコードのアートディレクターとして活躍したアレックス・ステインワイスによるアルバムカバーアート作品集。
ステインワイスは1940年代から60年代まで、2000枚以上のレコードジャケットをデザインしました。その多くはムード・ミュージック・ジャンルです。
個人的には、この人がデザインしたアルバムも何枚も持っていますが、さほど意識したことなくこの本を知りました。
拙著『Venus On Vinyl 美女ジャケの誘惑』は、やはり1940年代から60年代までのアメリカのレコードカバーのコレクションを集大成したものですが、
「美女ジャケ」というテーマなので、ステインワイスがデザインしたアルバムは１枚も入りませんでした。
ムード・ミュージック全盛で美女ジャケも多かった時代に、ステインワイスは１枚も美女ジャケはつくってないんですね。これはけっこうびっくりします。
彼のデザインの文体は、かなりはっきりしていて1940年代のスタイルだと思います。
それはあまり「中心性」のないデザインです。ひとつふたつの焦点になるものを置いてグッと視線をそこの寄らせるのではなく、
30cm四方のキャンバスに「雰囲気」を配置する。
これは1950年代までのデザイン文法にはそれなりに有効だったのですが、1960年代以降はちょっと時代のテイストが変わってしまいます。
ですからステインワイスのデザインは、（1950年代以降の作品も）なんとなく1940年代的雰囲気で一貫しているように見えてしまいます。
何人かジャズのミュージシャンのジャケもやってますが、ほとんどはムード・ミュージックで、しかもアンドレ・コステラニッツとかモートン・グールドとか。
アメリカでは売れましたが、日本ではそれほどでもなかった人ですね。
Taschenが、アレックス・ステインワイスで500ページを超える作品集を刊行したことに驚かされます。
この本のみでしたらレターパックプラス520円で発送できます。
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編集：Kevin Reagan
出版社： Taschen
発行：2015年
ハードカバー：550ページ
サイズ：14.7 x 20.3 x 4.3 cm
言語：英語／ドイツ語／フランス語
状態：新本です。