戦後すぐのヨーロッパ「1945 - Niederlage. Befreiung. Neuanfang」
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戦後すぐのヨーロッパ「1945 - Niederlage. Befreiung. Neuanfang」の商品説明
ドイツ歴史博物館で2015年に開催された展覧会「1945年〜敗戦、解放、新たな出発。第二次世界大戦後のヨーロッパ12カ国の動向」の図録です。
ナチス・ドイツが周辺諸国にもたらした破壊、それぞれの国での戦時中の生活物品、戦後すぐの生活状況、
そうしたものが、具体的に軍需物資から日用品まで展示されたようで、この図録に収められています。
破壊そのものはナチだけでなく連合軍の空爆による破壊も甚大で、個人的にどれだけヨーロッパというものが破壊されたかずっと興味あり、
例えばマレーネ・ディートリヒ主演、ビリー・ワイルダー監督の「異国の出来事」（48）での廃墟のようなベルリン・ロケなどは強烈に印象に残っています。
本書の各章扉などにもドイツやポーランドの都市の瓦礫の山の写真が見開きで掲載されて、ある種の感慨を覚えます。
現在のヨーロッパとは、じつはかなり戦後の作り物ではないか？とか。
ドイツ、ポーランド以外にもノルウェイ、デンマーク、ベルギー、ルクセンブルク、フランスなど、
タイトルにあるように12ヵ国の戦時中から終戦後の再出発まで、150点に及ぶ豊富な図版で跡づけられています。
デザインもセンス良いのですが、写真の大きさ等のレイアウトにはちょっと疑問があります。
「余白」を取ってお洒落にしようとして、ちょっとスカついてしまったという感じ。
そういったマイナス面を考慮してもここに展示された資料は、とても貴重です。
ドイツ語表記のみで読者を限ってしまうことが残念ですが。
ただ、多少の基礎知識があれば写真が何であり、何を語っているのかは伝わることでしょう。
戦争に対する反省も含めた検証が、ドイツと日本ではまったく違うことを強く感じました。256ページ、ずっしりと内容のある本です。
この本のみでしたら、レターパックライト370円で発送できます。
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出版社：wbg Theiss in Scientific Paper Company
発行：2015年
ハードカバー：256ページ
サイズ：21.3 x 28.5 x 2.7 cm
言語：ドイツ語
状態：経年感少なく状態良好です。