ビーダーマイヤー時代のベルリン「Berliner Biedermeier」
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ビーダーマイヤー時代のベルリン「Berliner Biedermeier」の商品説明
ドイツ・オーストリア圏でのビーダーマイヤー様式に関しては、前川道介さんの『愉しいビーダーマイヤー』という本がありました。
ウィーン体制(1815年)から1848年革命くらいまでのいわゆるビーダーマイヤー様式の生活やスタイル、事象を事細かに綴った本で、
この本そのものが「愉しい」名著でした。
戦後、フランスで19世紀末から第一次世界大戦くらいまでの時代を〝ベル・エポック〟として懐かしんだように、
ドイツ語圏では、20世紀初頭からビーダーマイヤーへの懐古が始まっています。
〝郷愁〟という概念が大きな思潮になったのは、歴史上、このビーダーマイヤー懐古あたりからだったのでは?と思ったりします。
本書はドイツ語で書かれた文章の多い本ですが、図版もカラー、モノクロを多数使ってビーダーマイヤーの様相を浮かび上がらせようとした本です。
エデュアルト・ゲルトナーのベルリンの都市風景の絵などを配して、ベルリンのビーダーマイヤー時代が伝わってきます。
もちろんビーダーマイヤー様式のインテリアの絵なども。
小市民性の代名詞ともなったビーダーマイヤーですが、その小さくまとまった世界の雰囲気がよく伝わる本です。
本体の表紙がリネンのクロス装で、これがなんともビーダーマイヤー的な良い味を醸し出しています。
基本的にはドイツ語を読める方向けの本です。
この本のみでしたらレターパックライト370円で発送できます。
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著者:Irmgard Wirth
出版社:Rembrandt Verlag
発行:1972年
ハードカバー:160ページ
サイズ:29.4 x 21.5 x 1.8 cm
言語:ドイツ語
状態:ダストカバーに多少の経年感がありますが、全体に状態良好です。
ベルリンならではの芸術様式ではないものの
ベルリンやポツダムのプロイセンの邸宅などの
ブルジョワのライフスタイルの一部であり、
控えめで自信に満ちた国際的な居心地の良さが表されています。
また、当時の音楽やインテリアに関しては
家庭生活の平和と安心を求める特徴があるとのこと
ビーダーマイヤー時代の家具や道具は、そのわかりやすいデザインが今でも評価されています。
ベルリンの画家であるクリューガー、ゲルトナー、ホーセマンの作品は、
この時代の芸術的なハイライトとなりました。
知的・文化的生活、ほぼすべての分野で、ほぼ前例のない発展があった
ビーダーマイヤー時代に触れることのできる1冊です。