写真家・福原信三の初心 1883-1948
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写真家・福原信三の初心 1883-1948の商品説明
資生堂が株式会社になったときの初代社長であり、写真家でもあった福原信三の写真と履歴を辿った一冊。
資生堂の創業者・福原有信の息子として家業に参画し、視察も兼ねて渡米したのが1908年。
帰国して資生堂に意匠部を設立、その後パリに行くなどして藤田嗣治らと交遊します。
そんな時代でしたから信三は、パリで当時の写真の潮流〝ピクトリアリスム〟の影響をもろに受けながら写真制作に励みます。
信三は1921年に〈藝術冩眞社〉を興し、ピクトリアリスムとは一線を画す方向を打ち出しますが、
本書に掲載された作品は、どれもピクトリアリスム的美学に満ちています。
それ以上に信三の個性として浮かび上がってくるのは、粒子の集合として「像を結んでいく」という意識のように感じます。
曖昧な粒子による絵画性(ピクトリアリスムの成果であり、陥穽でもある)だけでなく、なんとかそこに刻印すべき像。像を結ぶこと。
そんなチカラを感じます。
パリでの写真以外にも日本の地方での写真も収められています。
福原信三の名は、いっとき写真史にかなり詳しい人以外には忘れ去られていました。
本書の刊行が、福原の再評価に多少は役割を果たしたように思います。
そういう意図もあってか後半は福原の生涯を辿った文章、寄稿による福原との思い出など文章が多めです。
それらもとても参考になる文章で、よくできた本です。日本での写真はもう少し大きくページを割いて欲しかった気もしますが。
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編集:株式会社資生堂
出版社:求龍堂
発行:2005年
ソフトカバー:124ページ
サイズ:18.5 x 26 x 1 cm
言語:日本語
状態:ダストカバーに若干のスレ等ありますが、全体に状態の良い本です。