1950年代のパリ「Paris in Colour / Peter Cornelious」
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1950年代のパリ「Paris in Colour / Peter Cornelious」の商品説明
1950年代のパリのさまざまな光景を素晴らしいカラーで撮った一冊。
正直なところあまり「パリ風情」とかに興味はないのですが、パリを撮ったあまり知られていない素晴らしい、そう、大傑作写真集が3冊あります。
1冊は先日アップしてすぐに売れてしまった1950年刊行のイジスの『Paris Des Rêves』。
そして本書、もう1冊はまだ秘密です。いつか出品します。
本書を古書店で見つけた30数年前、そのカラーの色味に驚いたものです。そしてこんな色味の写真集はこれしかないのです...大袈裟でなく。
撮ったペーター・コルネリウスはドイツの写真家。あまり有名にならないまま本書刊行の約10年後、1970年に亡くなりました。
1913年生まれのコルネリウスは第二次世界大戦後、本格的に写真の道を歩み、50年代半ばからカラー写真を探求してカラー写真の専門家となります。
カラー写真の歴史は古く、商用としても1930年代にはそれなりに使われるようになりますが、モノクロ写真に比べてずっと少なく、
また写真芸術としての価値もブラック&ホワイトよりも低く見られていました。
彼が1950年代後半に撮ったパリの写真をまとめたものが1961年にドイツで刊行。
こちらは62年に刊行された英語版になります。序文は詩人のジャック・プレヴェール。
収められた109枚の写真はカラーにしては粒子が粗く、色調はちょっとどぎつく、でもちょっと古くさい感じでなんとも言えない雰囲気があります。
この写真集に近い他の何かが思い当たりません。
子どもたちから労働者、公園、学生たち、カフェ...コルネリウスの写真はどれも生き生きとした瞬間を捉え、それでいて甘い感傷に陥った写真にはならない、希有なものです。
なぜ、彼は有名になれなかったのだろう? 不思議です。
最後の見開きでの夜のサン=ラザール駅。構成も見事というほかありません。
横幅があり、レターパック等に入りませんので佐川急便での発送となります。
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著者:Peter Cornelius(写真)、Jacques Prevert,(序文)
出版社:Thames & Hudson
発行:1962年
ハードカバー:280ページ
サイズ:31 x 26 x 2 cm
言語:英語
状態:ダストカバーに傷みがあります。背の上部から表4にかけて破れがありますので、写真でご確認ください。
全体に古びた感じがありますが、60年近く前に刊行された本としてご理解ください。ビニールのカバーを付けてあります。