ピラネージ版画展【図録】1989
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ピラネージ版画展【図録】1989の商品説明
1989年に町田市立国際版画美術館で開催されたジョバンニ・バティスタ・ピラネージ展の図録。
ピラネージは版画連作「牢獄」でつとに知られ、19世紀にはロマン派に大きなイマジネーションを与えたと言われています。
そもそもは1740年にローマ教皇の支援を受けて古代遺跡の研究を進め、版画にそれらを記していったことで、ピラネージは古代遺跡=廃墟の版画家として独自の立場を築きます。
18世紀半ばといえば啓蒙の時代。ピラネージの版画にもリンネ同様の博物学的収集が見られます。
収集・分類での円環知(アンシクロパイデイア)への志向は、古代遺跡巡りから、残された列柱やレリーフの収集・分類に至ります。
まさしく百科全書の時代らしい作業であり、またピクチャレスク美学を準備したものでした。
ピラネージはリンネよりも遅れて生まれたものの、リンネと同じ1778年に亡くなっているんですね。偶然とはいえ象徴的です。
日本では1960年代にピラネージ人気が高まりましたが、最近は展覧会も本の刊行もされていないようです。
抽象思考が衰退し、具象・幻想に向かっているいまの時代心理にはとても合っていると思うのですが。
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発行:1989年
ペーパーバック:144ページ
サイズ:22.5 x 28 x 1.1cm
言語:日本語
状態:背の部分に経年シミがちょっと強めに出ています。また小口・天にもシミが出ています。中は状態良好です。