アメリカン・ドキュメント 社会の周縁から【図録】
¥1,600(税込) 残り0点
●発送方法について(購入前に必ずお読み下さい)
佐川急便発送の商品は配送地域によって700円〜1000円ですが、複数冊(2、3冊〜)ご注文の場合は、「注文内容」の「配送方法」のところで「佐川急便(複数冊)」を選択してください。
厚さ・サイズによってはレターパックプラスでお送り出来る場合もございます。送料選択の際にご確認頂けましたらと思います。
送料の詳細、注文方法、お支払い方法など、その他の詳細については「About」ページをご確認ください。
アメリカン・ドキュメント 社会の周縁から【図録】の商品説明
東京都写真美術館で1991年に開催された展覧会の図録です。
タイトルにあるように「ドキュメンタリー」というテーマで1880年代から1890年代までのアメリカの写真を顧みる企画。内容は、とても充実しています。
本サイトでも
『ビターイヤーズ写真展 アメリカ苦悩の時代』、
『In this proud land / America 1935-1943』、
『クロッシング・ザ・フロンティア〜アメリカ西部風景の変容』
といった19世紀末から1930年代くらいのアメリカ写真を扱った写真集や図録を扱っていますが、個人的にこの時期の写真がとても興味深く思えるのです。
本書でも真っ先にくるのは19世紀末から1930年代までの労働者のあまりに貧しい姿です。
絵画というジャンルは貧しい労働者の実相をあまり描かなかったと思うのですが、写真は草創期からドキュメンタルに社会を切り取るものとして労働者を被写体にしてきました。
いまの私たちはこうした写真や残されたフィルムなどで当時の貧しい人たちの「リアルな貧しさ」を知ることができるわけです。シャツの破れ方、靴のくたびれ方などを。
一方、本書を見ているとアメリカが豊かになるにつれ、ドキュメンタルな対象が「貧しさ」ではなくなっていくことがわかります。
たとえば「サバービアの不安」のようなものになっていくとか。ダイアン・アーバスの作品にもそうしたものはあるでしょう。
掲載作家の一部をここに羅列しておきます。
ジェイコブ・リース/ルイス・ハイン/ウォーカー・エバンズ/ドロシア・ラング/ロバート・フランク/ヘレン・レヴィッド/ダイアン・アーバス/
ゲイリー・ウィノグランド/リー・フリードランダー/ラリー・クラーク等々。
掲載作品は134点。とても良い作品セレクトにもなっています。
この本のみでしたら、レターパック370円で発送できます。
他の複数冊ご購入の場合は、2冊まで佐川急便、3冊以上は佐川急便(複数冊)の選択をお願いします。
発行:1991年
ハードカバー:162ページ
サイズ:21.5 × 29.7 × 1.2 cm
言語:日本語
状態:背の部分に退色があります。それ以外は概ね状態良好。