ドロシー・ワイルディング写真集「Dorothy Wilding」
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ドロシー・ワイルディング写真集「Dorothy Wilding」の商品説明
ドロシー・ワイルディングの名を知っている人がどのくらいいるでしょう?
たとえば日本で刊行された『世界の写真家101人』という本には取り上げられていません。
でもこの女性フォトグラファーのパイオニアは、歴史的な世界の写真家を100人を選ぶとしたら絶対に落としてはならない人物です。
ドロシー・ワイルディングは1893年イギリス生まれ。16歳のときから写真の道を志し、いくつかのスタジオで修行したあと1914年、21歳で自分のスタジオを持ちます。
女性が20代になったばかりでスタジオ持つ。そんなことは考えられなかった時代にです。
1920年代のワイルディングの写真は、まさにアール・デコです。
すでにド・メイヤーもスタイケンも活躍し、彼らも20年代的写真を撮っていましたし、セシル・ビートンの20年代ももちろんアール・デコ的です。
でも、ワイルディングは身体造型そのものからもっとアール・デコの本質を写真で表現しています。
そして1930年代に入るとそのテイストが少しずつ変わっていきます。
デコの時代は終わり、より保守的な古典美のような世界に。
彼女は王室の人たちのポートレート写真を依頼されるようになり、有名になっていきます。
なかでもウィンザー公(エドワード8世)とその妻シンプソン夫人には気に入られたようで、のちのちまでふたりのポートレートを撮っています。
今日ではイギリスでももっぱら王室のポートレート写真ということでワイルディングの名が語られるようですが、
彼女の最も創造的な部分は1920年代から30年代初頭のアール・デコな写真だったと思います。
それらの作品が見られるというだけで素晴らしい作品集だと思うのです。
本書は日本にもあまり入って来ず、絶版になって久しいものです。
刊行されたばかりのときに新本で購入して、感動したときのことはいまでも鮮明に記憶しています。
どうしてもモンド・モダーンで紹介したく探したのがこちらです。
※ビニールのカバーが付けてあり、表紙はそのまま撮影しています。
この本のみでしたらレターパックライト370円で発送できます。
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出版社:National Portrait Gallery
発行:1991年
ペーパーバック:120ページ
サイズ:24 x 30 x 1.2 cm
言語:英語
状態:表紙の上部がかなり色褪せがあります。写真でご確認ください。それ以外はほぼ良い状態です。