フランソワ=マリー・バニエ写真集「François- Marie Banier」
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フランソワ=マリー・バニエ写真集「François- Marie Banier」の商品説明
大きくて厚い写真集です。表紙のイザベル・アジャーニのアカンベ〜の表情がとても印象的なフランソワ=マリー・バニエの写真集。
マリー・バニエは日本ではあまり知られていませんが、セレブの写真を多く撮り、彼/彼女らと交遊し、さらには裁判などもあって、
フランスではかなり有名な人物です。作家でもあり、美術家でもあります。
本書は80〜90年代にその美貌で世界に知られたモデル、イネスの息を呑むような美しい写真で始まります。数枚のイネス写真。
イザベル・アジャーニも何枚も。ミック・ジャガー、ブライアン・フェリー、まだ若々しいアンディ・ウォーホル、マルチェロ・マストロヤンニ、
老い始めたシルヴァーナ・マンガーノ(彼女の数点が写真としてはどれも素晴らしいです)など著名人のポートレートが並びます。
他にもサミュエル・ベケットがベンチに座った写真も良いし、ピアニストのホロヴィッツなどの写真もあります。
彼は何を撮りたかったのでしょう? ここには「若さ」ゆえの美しさを極めたような女性/男性のポートレートが収められています。
その一方でマリー・バニエは、ひたすら老人も撮っているのです。
戦前にフランスのパトロネスとして知られたマリー・ロール・ド・ノワイユ(あのノワイユ一族の人です)とは、マリー・バニエが若き日に知り合ったそうですが、
彼女の老いた写真も数点出てきて、正直、戦前のマリー・ロールしか知らない筆者にはちょっと驚くものもありました。
マリー・バニエは1947年生まれ。16歳でサルバドール・ダリと知り合い、その後、ピエール・カルダンのプレスで働き、
マリー・ロールとも知り合い、社交界人種に知古を広げていったようです。
後年にはロレアル化粧品の大株主の女性にいろいろ貢がせて裁判になっており、それは英語版wikiに詳細があるので読み物としては面白いでしょう。
本書に収められた写真は1960年代から80年代までのものですが、80年代的気分が濃厚です。
むしろ来る90年代の雰囲気まで先取りしているような。
そのあたりの雰囲気が好きな人にはとても響く写真だと思います。
大判サイズですので佐川急便(複数冊)80サイズでの発送となります。
著者:François- Marie Banier(写真)
出版社:Gallimard / Denoël
発行:1991年
ハードカバー:ノンブル記載なし。厚さが3mm弱なのでかなりのページ数があります。
サイズ:26 x 33.5 x 2.7 cm
言語:フランス語
状態:ダストカバーの上に厚い透明プラスティック・カバーが付き、そこにタイトル文字等が印刷されています。
プラスティック・カバーには若干のスレ等あり、背の下部に軽いアタリもありますが、30年前の本としては全体に良好かと思います。