アンディ・ウォーホル 1956-86:時代の鏡【図録】
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アンディ・ウォーホル 1956-86:時代の鏡【図録】の商品説明
1996年に東京都現代美術館他で開催された展覧会の図録。
アンディ・ウォーホルなんていまさら?と思う人が多い気もしますが、それは世代によって違うのかもしれません。
この展覧会はウォーホル初期の商業美術としてのイラスト作品から始まります。
本サイトでもこの時期のウォーホル作品に焦点を当てた画集を以前販売しましたが、このあたりはじつに良いです。
こちらの図録ではちょっと詰め込んだレイアウトにしているところが残念。
そこからシルクスクリーンの有名な作品群に続きます。これらは大きくレイアウトされています。
ジャクリーン・ケネディの連作を見ると一種、俗悪なジャーナリスティックな視線を感じますが、これは『Interview』誌に引き継がれることでしょう。
後半にはウォーホルの映像作品で1章を割いていて、ここはとても良いと思います。
初期から死の前年までを追ってうまくまとめた一冊ではないでしょうか。300ページを超えるので充実しています。
なによりも造本が良いのです。背を接着せず、見返しで本体を接着する造本。さらに透明プラスティックのカバーを付けて、本として持っていたくなるような図録です。
個人的な話になりますが、美術雑誌を最初に買ったのが中学生のとき。『美術手帖』の別冊増刊「アンディ・ウォーホル特集」でした。
とくに映像作品に惹かれ、その後、高校生から大学浪人時代、アートシアター的な上映会で観まくりました。
東京はそのあたりの環境がやはり恵まれていましたね。
その後、ウォーホルからは離れていってしまったのですが、雑誌『papier colle』の3号ではウォーホルのシルクスクリーン作品を刷ったジェラルド・マランガのインタヴューを掲載することができました。
図録に話しを戻すと、巻末で「アンディ・ウォーホル年譜」をかなりのページ数を取って展開しています。
当時の写真や周辺情報的な図版など、膨大な量の図版を配して、年譜という以上にウォーホルが生きた時代の彼の文化的周辺状況がわかるように編集されています。
とても秀逸な編集と濃い内容で、じつはこの年譜の章が一番感動しました。
大判サイズですので佐川急便での発送となります。
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発行:1996年
ハードカバー:318ページ
サイズ:23.5 x 31.5 x 2.7cm
言語:日本語
状態:表紙にもともと付いている透明プラスティックに若干のスレ等の経年感があります。ただ古書ですとこの透明プラスティックがないものも多いので、残っているのは貴重です。