ポール・エリュアールと画家仲間たち「Eluard et ses amis peintres」
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ポール・エリュアールと画家仲間たち「Eluard et ses amis peintres」の商品説明
1982年から83年にフランスのポンピドーセンターで開催された展覧会の図録。
ダダイストから転身し、シュルレアリスム運動の中核を担った詩人ポール・エリュアールは、
のちにサルバドール・ダリ夫人となるガラ(エレナ・イヴァノヴナ・ディアコノワ)と17歳で最初の結婚をしたことでも知られています。
エリュアールはアンドレ・ブルトンに近く、彼の政治的な振れに付いていった感じもしますが、のちには(スターリン・ソヴィエトを支持した)アラゴンとも和解したりしています。
トロツキーに近づいたブルトンとは、1938年に決別してしまいました。
ブルトンの1924年のシュルレアリスム宣言から始まって、ファシズムの台頭、フランスの両極での運動の激化という波乱の時代にあって、
エリュアールの交遊範囲はこの激動の時代を象徴するような範囲に及んでいます。
本書には多くのシュルレアリストが紹介され作品も掲載されています。
全ページ、モノクロなのが残念ですが、資料集としては充実しています。
『ガゼット・デュ・ボン・トン』で挿し絵画家として知られるようになり、後には画家に転身しシュルレアリストのミューズとなった女性、
ヴァランティーヌ・ユーゴーなどもきちんと紹介されていて、そのあたり感動ものです。
スターリンに近かったフランス共産党と決別したものの、戦時中はファシズム対抗のため再度、共産党に入党したエリュアールですが、
この時期、作家のジャン・カスーなども共産党に入党しているんですね。
あのウィーン世紀末を舞台にロココ風フラート(恋愛遊技)を描いたカスーが!
ともかく内容の充実した図録で、1920〜30年代のフランスの前衛たちをよく知ることができる内容になっています。
本体とは別に展覧会に際して案内として作られた16ページのブックレットも付属しており、こちらが貴重かもしれません。
この本のみでしたらレターパックライト370円で発送できます。
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著者:Editions du Centre Pompidou
出版:Le Centre George Pompidou
発行:1982年
ペーパーバック:256ページ
サイズ:21 x 30 x 1.5cm
言語:フランス語
状態:もともと付いている厚手のパラフィン紙に経年による多少のヤケがある程度です。付録の本も付いています。