馬へのオマージュ【図録】
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馬へのオマージュ【図録】の商品説明
2001年に東京都写真美術館、神戸ファッション美術館で開催された展覧会の図録。
この図録のことは知っていたのですが「どうせ企画モノでしょう?」って感じできちんと見ていませんでした。
「馬にまつわる作品を集める」・・・ようするに企画モノですが、内容はじつに充実していて、いくつもの発見もありました。
19世紀の映像玩具での馬からエティエンヌ=ジュール・マレーの写真と、写真作品おける馬が連なっていきますが作品のセレクトが良く、馬かどうか関係なく良い写真なのです。
ストレート・フォト、モダニズム・フォトあたりに馬の写真が多いのはモダニズムのスピード感とか、ストレート・フォトの即物性と馬の身体性がマッチしたからでしょうか?
一番の発見はルイ=ジャン・デルトンという写真家でした。この人のことはまったく知らなかったのですが、
ダンディの集まりとしても有名なのちの〈ジョッキー・クラブ〉にも属した馬好きで、しかも写真スタジオを開いて上流人士と馬との写真を撮ったようです。
息子も同名で写真館としては三代続いたそうな。
マタ・ハリとその馬車、ボニ・ド・カステラーヌ伯爵と馬車(この世紀転換期のダンディはナダールも肖像写真を撮ってますね)、
馬上のロイ・フラー(万博で大人気を博した踊り子)の写真など風俗的にも面白いものです。
しかも類型的な写真の撮り方が多く、一種、タイポロジー的な面白さがあります。
日本からも福原信三や他の写真家の作品もあり、よく集めています。
しかもその写真のレベルが高いので、これは馬を巡る写真史の展開ともなっているのです。
角背、見返しはマーブル模様と造本のセンスも良い図録です。
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発行:2001年
ハードカバー:228ページ
サイズ:19.5 x 24.5 x 2.2 cm
言語:日本語
状態:若干の経年感がある程度、状態良好です。