アメリカ開拓期〜30年代の農園写真集「The American Farm」
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アメリカ開拓期〜30年代の農園写真集「The American Farm」の商品説明
アメリカの農場、プランテーションなどをテーマにまとめた写真集。
19世紀後半の自作農たちを捉えた写真群から始まります。
綿花プランテーションでの黒人奴隷たちの労働する写真。貧しい小屋の前での記念撮影。
いや、黒人だけでなく貧しい白人労働者の姿も克明に捉えられています。
かといって社会告発的なドキュメンタルな写真を集めたのか?というとそうではありません。
どんな悲惨な状況を捉えようとしても写真家である以上、多くはフレームの中に「美学」を持ち込んでしまいます。
そんな絵的に美しい写真もたくさんあります。
農園だけでなく、綿花市場となった港湾など都市の風景もあれば、たんに荒涼たる大地を撮った写真も。
労働者を捉えた写真で知られるルイス・ハインが綿花農場で働く少女を撮った写真があります。
射るような眼差しでカメラを見ている瞬間が強烈で、心に突き刺さるものがあります。
セシル・ビートンの美学に満ちた写真は好きだが、あのような写真ばかりを見ていていいのか?という気持ちにさせられるのです。
本サイトでも扱ってきた
『クロッシング・ザ・フロンティア〜アメリカ西部風景の変容』
『アメリカン・ドキュメント 社会の周縁から』
『ビターイヤーズ写真展 アメリカ苦悩の時代』、
『In this proud land / America 1935-1943』、
などに連なるような写真集。
こちらは1960年代までの農園が捉えられています。
最後のほうは機械化され、模様のようになった農園まで。
すべてモノクロ写真で、ドキュメンタリーからアートの範囲まで足をかけた素晴らしい写真集だと思います。
この本のみでしたらレターパックライト370円で発送できます。
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発行:1977年
ペーパーバック:256ページ
サイズ:27.8 x 21.5 x 2 cm
言語:英語
状態:念入りにクリーニングしましたが、表紙面にどうしても落ちないシミがあります。最後の写真でご確認ください。
中は問題ありませんが、外観は並下くらいの古本といった感じです。