光とその階調 福原信三・福原路草 1913年─1941年【図録】
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光とその階調 福原信三・福原路草 1913年─1941年【図録】の商品説明
1992年にワタリウム美術館で開催された福原信三と路草の写真展図録。
大判のハードカバー、ダストカバーのエンジの地はおそらくメタリック印刷。なかなか佇まいの良い図録です。
ワタリウムに勢いがあった頃ですね。じつは当時、隣のビルに事務所を構えていたのでよく覗いていました。
福原信三は資生堂の創業者・福原有信の三男、路草(信辰)は四男、いずれも写真を趣味とします。
信三はのちに株式会社化された資生堂の初代社長にもなりました。
信三はアメリカのコロンビア大学に留学し、その後、パリにしばらく逗留、1922年には写真集『巴里とセイヌ』を限定版として刊行しています。
日本でのピクトリアリスム写真を担ったひとりと言ってよいでしょう。
路草の写真は、この図録で初めて知りましたが、信三と雰囲気がよく似たピクトリアリスムに近い自然主義写真といった感じです。
かなり雰囲気が似ているところもありますが、後年は路草のほうが、よりリアリズム色が強くなった印象です。
1940年くらいまで、おおよそ戦前の作品が収められていますが、ピクトリアリスム的なものから移行してよりリアルになっていく変化はわかりますが、
いわゆるストレート・フォトには向かわなかった二人でした。
日本の静かな風景にひたすら沈殿していったような雰囲気。育ちや環境からそういう写真になったように感じました。
印刷は光村印刷。デュオトーンの印刷がとても良いです。
大型本ですので、佐川急便での発送となります。
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出版社:ワタリウム美術館
発行:2000年
ハードカバー:140ページ
サイズ:25 × 30 × 1.7 cm
言語:日本語
状態:帯なし。ダストカバーの表4面上部にはっきりとわかる折れシワがあります。最後の写真でご確認ください。それ以外は概ね状態良好。