雑誌『ジンプリチシムス』の風刺画集「"Simplicissimus" 180 Satirical Drawings」
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雑誌『ジンプリチシムス』の風刺画集「"Simplicissimus" 180 Satirical Drawings」の商品説明
社会風刺雑誌『ジンプリチシムス』のことを知ったのは恩師、平井正先生の『ベルリン』3部作ででした。
この雑誌は1896年4月にミュンヘンで創刊されましたが、早くも1898年には皇帝ヴィルヘルム2世を風刺した表紙絵を掲載したことで没収処分にあいます。
社主のルベルト・ランゲンはスイスに一時、亡命しました。
それでも風刺精神は一向に衰えず、表現主義演劇のヴェーデキントらが投稿し、ワイマール時代にはジョージ・グロスやジョン・ハートフィールドなどが挿し絵を担っていきます。
『ジンプリチシムス』は基本姿勢として右翼・左翼ともに風刺の俎上に上げていたので、意外にもナチ時代も存続を許されます。
ユダヤ系の編集スタッフは解雇され、グロスやハートフィールドはアメリカに亡命してしまうので、20年代とはかなり雑誌の様相も変わってしまいますが。
本書は巻頭に数ページ、カラー図版を掲載していてちょっと驚きました。
1897年くらいからの挿し絵が掲載されています。
やはり印象が強いのは、ブルジョワの醜悪さを風刺したものでしょうか。
世紀末の挿し絵にも、そしてもちろんワイマール期の挿し絵にもそうした題材が描かれています。
とはいってもそうした辛辣さだけでなく、さまざまなテーマ、多様なイラストが掲載されて一筋縄ではいかない面白さがあります。
絵にはドイツ語のタイトルとともに下部に英語の説明キャプションが附されています。
世紀末からワイマール期までのドイツ文化研究には欠かせない貴重な雑誌資料といえるでしょう。
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編者:Stanley Appelbaum
出版社:Dover
発行:1975年
パーパーバック:172ページ
サイズ:21.5 x 31 x 1.5 cm
言語:英語
状態:表紙上部に軽い折れ跡、小口下部に傷みがあります。並下くらいの古本といった感じです。