アンドレ・ケルテス その生涯の鏡像【図録】
¥3,300(税込) 残り1点
●発送方法について(購入前に必ずお読み下さい)
佐川急便発送の商品は配送地域によって700円〜1000円ですが、複数冊(2、3冊〜)ご注文の場合は、「注文内容」の「配送方法」のところで「佐川急便(複数冊)」を選択してください。
厚さ・サイズによってはレターパックプラスでお送り出来る場合もございます。送料選択の際にご確認頂けましたらと思います。
送料の詳細、注文方法、お支払い方法など、その他の詳細については「About」ページをご確認ください。
アンドレ・ケルテス その生涯の鏡像【図録】の商品説明
とても写真展の図録とは思えない大きく重厚なハードカバーの本です。
これは図録ではなく立派な写真集です。
アンドレ・ケルテスはブダペスト出身のハンガリー人ですが、1925年にパリに移り、36年にアメリカに移住するまでパリで活動したため、
こちらのフランス語表記で親しまれ、またフランスの写真家と思っている人も多いかもしれません。ハンガリー語表記だとケルテース・アンドルになります。
ダダイスム運動に共感し、さらにフォトジャーナリズムの動きにも参画しましたが、よくよく作風を見ると同時代のフランス写真家とはかなり趣が違います。
同じハンガリー人でアメリカで活躍したマーティン・ムンカッチと共通する雰囲気を感じ取れます。
ケルテスの写真はじつに奥深く、方向性も多岐に渡るのでここでの短い文章で上手くまとめるのは不可能です。
モダニズム写真から街角の風情のようなもの...ドキュメンタリズム...さらに一連のディストーションによる1930年代のヌード写真。その幅と振幅に驚かされます。
そのすべてにケルテスの確かな美学が貫かれています。
日本でも何回か展覧会が開催されてきましたが、正直、数十年前に観たときはそれほどグッとはきませんでした。
でも、この写真集を見てケルテスの造型美探求とその一方でのドキュメンタリズムの探求に少なからず心打たれました。
ひとりの写真家をよく知るには、そのひとりの写真家のできるかぎりたくさんの写真を見ることだ、と痛感した次第です。
大判ですので佐川急便(複数冊)80サイズでの発送となります。
編集:東京都写真美術館
発行:1995年
ハードカバー:238ページ
サイズ:26.5 x 31.3 x 3.5cm
言語:日本語
状態:ダストカバーに若干の経年スレ等ありますが、全体に状態良好です。