ピエール・クロソウスキー画集「Pierre Klossowski」
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ピエール・クロソウスキー画集「Pierre Klossowski」の商品説明
小説家、画家、思想家などさまざまな顔をもつピエール・クロソウスキー。
日本では『ロベルトは今夜』、『バフォメット』(『肉の影』のタイトルでの出版もあり)など早くから翻訳され、小説家として知られているのではないでしょうか?
筆者も小島俊明さんが翻訳した『バフォメット』を昔、読みました。
この人はバルベイ・ドールヴィイやピエール・ジャン・ジューヴなどとても良いものを訳していたので、クロソウスキーも読んだ次第でした。
クロソウスキーはポーランド貴族の家系の出身で、両親はともに画家。
そんな血筋もあって彼の後半生は画業が大きな割合を占めていくことになります。
それをまとめたのが本書。じつに微妙に倒錯したエロティシズムに溢れています。
ポーランドといえば、のちにウクライナ領になってしまったガリツィアのことを何度も小説の題材にしたザッヘル=マゾッホを思い起こします。
マゾヒズム小説の祖、『毛皮のヴィーナス』でもガリツィアの豊かな乳房をもつ乳母の思い出が書かれていたように記憶しています。
なんか倒錯したエロの風土があるのでしょうか?
ま、マゾッホ自身はオーストリアの人ですが。
そしてクロソウスキーもポーランド系ながらパリ生まれ。実弟は画家として有名なバルテュス。
兄弟そろって倒錯したエロティシズム傾向ですね。
絵は独特の淡い色の存在感の希薄なタッチで描かれています。
face sittingなどの行為も描かれていて、ちょっと吃驚します。やはりマゾヒズム傾向が強いのかも。
ともあれ魅力的で傑作な画集です。バルティス以上に評価されても良いのになぁ、なんて思ったりもします。
使う色がだいたい決まっていて色数も多くなくちょっと素人っぽいところと、あまりにエロティックな題材ばかりでなかなか展示したり本にするのが難しかったのかもしれません。
箱付きの状態で市場に出るのが珍しくなっているようです。
横幅がありレターパックなどに入らない判型ですので、佐川急便での発送となります。
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編者:Jacques Henric
出版社: A. Biro
発行:1989年
ハードカバー:168ページ
サイズ:26 x 30.5 x 2.7 cm
言語:フランス語
状態:ダストカバーにわずかに経年感がある程度。全体にかなり良い状態です。