生き物のX線写真「Binnenstebinnen」
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生き物のX線写真「Binnenstebinnen」の商品説明
「Binnenstebinnen」とは、オランダ語で内部のこと。
タイトルのとおり生き物の内部をX線で透過してしまった写真集です。
じつはこういう試みの写真集はいままでに何冊かありましたが、正直あまり面白くありませんでした。
それらのほとんどが工業的なテクノ感があるもので、モノトーンの写真でした。
本書はオランダ人写真家アリー・ヴァント・リート(という発音かと想像します)が、動植物のX線写真を撮影して、それらに色を付けたものです。
この着彩のセンスが素晴らしく、科学的データにロマンティシズムを盛り込むことに成功しています。
アリーはデルフト工科大学に学び、その後、デルフト原子炉研究所で働きながら放射線物理学の修士号を取得、放射線技師/医者として病院で30年以上の経歴を積みます。
そうしてX線写真を研究するうちに弱いX線なら薄い花びらなどもきれいに撮れることに気づきます。それが1990年代のこと。
その間、さらにユトレヒト大学で博士号を取得。完全に理工系の人生でした。
2012年に退職してからフルタイムで一連の「bioramas」(バイオラマ)写真を制作するようになります。
パノラマ、ジオラマなどの「ラマ」の系譜で、ここでは生き物の景観といったような感じです。
厚いボール紙で本文ページを挟む洒落た造本。
デザインもお洒落なので写真も若手の写真家と思い込んでしまいましたが、そうではないんですね。
オランダ国内でオランダ語版しか作られなかったようですが、本書は英語版を出して世界に流通させたらヒットするだろうなと思わせる本です。
ともかく驚きに満ちた(merveille=メルヴェイユ)美しい、そしてセンスにも溢れた写真集です。
この本のみでしたらレターパックライト370円で発送できます。
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著者:Arie van't Riet(写真)、 Jan Paul Schutten (序文)
出版:Gottmer
発行:2017年
ハードカバー:120ページ
サイズ:20.7 x 25.4 x 1.8 cm
言語:オランダ語
状態:小口側底部にアタリがあり、本文ページにも多少影響しています。それ以外は状態良好。