リゼット・モデル写真集「Lisette Model: Retrospectiva 1937-1970」
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リゼット・モデル写真集「Lisette Model: Retrospectiva 1937-1970」の商品説明
リゼット・モデル、この特異な作家性を持つ女性写真家の作品集はそう多くありません。
しかもすでに絶版になったものが多く、今日ではあまり顧みられないのかもしれません。
何よりもリゼット・モデルはのちに教育者になりダイアン・アーバスの師となりました。
アーバスの先鋭的な視線を見ていると、それはリゼット・モデルの視線にも行きつくのです。
リゼット・モデルは1901年、ウィーン生まれ。
パリを経てニューヨーに移り住み、1930年代から写真家として活動。
『Harper's Bazaar』のアート・ディレクター、アレクセイ・ブロドヴィッチに見いだされたことでバザー誌にも写真を発表していました。
しかし彼女の写真世界は、そうした〝小ぎれい〟なものとは異質でした。
肥満した女性や男性、浮浪者、貧しい少年、老人といった通常、被写体として「心地良い」とされるものとは違うものを捉えていきます。
モデルはこう言っています。
「私は写真で何を見せたいのか自問します。でも何も見せたいわけではないのです。
カメラは既知のものだけでなく、未知のものをそこに写し出します。
そして二度とない瞬間が捉えられ、映像のなかで生き延びるのです」と。
もちろんそうした写真だけでなくショーウィンドウのマネキンや、そこに映り込む街頭などのシリーズもあります。
一見、洒落た写真のようにも見えますが、彼女はそこに都市の二重性のようなものを感じ取っていたのではないでしょうか。
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編集： J. J. Brotons
出版社：Sara Parpallo
発行：1987年
ペーパーバック：162ページ
サイズ：21.5 x 24.5 x 1.3 cm
言語：スペイン語
状態：古い本ですから多少の経年感はありますが、全体に状態良好。