マーティン・バタースビーの30年代装飾デザイン論「The Decorative Thirties」
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マーティン・バタースビーの30年代装飾デザイン論「The Decorative Thirties」の商品説明
マーティン・バタースビー、この人のことを研究した日本人はほとんどいないのではないでしょうか。
アール・ヌーヴォー、アール・デコが1960年代以降、どのように〝再発見〟〝再評価〟されたかを自著や雑誌に書いてきましたが、
そのリサーチのなかで出会ったのがマーティン・バタースビーのいくつかの著作でした。
アール・デコ再評価、あるいは再ブームには、バタースビーが1969年に刊行した『The Decorative Twenties』の影響が大だったのです。
もしかしたらBIBAのバーバラ・フラニッキもバタースビーの本を読んで影響を受けたかもしれません。
そして1971年にバタースビーはこちらの『The Decorative Thirties』を出します。
アール・デコが一方で古典主義に回帰し、一方でモダニズムを純化させてゆく....
この30年代の美学的潮流を多数の図版を用いて跡づけた名著です。
こちらは71年の初版。
じつはバタースビー死後の1988年、本書の再版が刊行されるのですが、文章は同じものの、掲載図版は大きく変わりました。ちょっと謎なのですが。。
20年代〜30年代の美術や工芸品のコレクターとして晩年を過ごしたバタースビーですが、若き日はデパートのリバティの装飾部門で働き、
さらには写真家セシル・ビートンの撮影セットのアシスタントだった時期もあります。
彼自身が装飾芸術家でもあったのです。
そんな経歴も好きで、バタースビーには並々ならぬ影響を受けました。
アール・デコ/1930年代様式研究には欠かせない重要な一冊で、これを読まずにアール・デコ云々なんて言うのは詐欺・・くらいの決定本と言えます。
まだ、そのあたりの様式を研究している人がごく少数だった時期に、いち早くバタースビーはそれを研究し評価し、世に知らしめたのですから。
※ダストカバーにビニールのカバーを付けたまま撮影しています。
この本のみでしたらレターパックライト370円で発送できます。
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著者:Martin Battersby
出版社:Studio Vista London
発行:1971年
ハードカバー:208ページ
サイズ:22.5 x 29.7 x 2.5 cm
言語:英語
状態:本文四隅に若干黄ばみが出ていますが、50年前の本としては全体に良い状態だと思います。