ドイツ表現主義の芸術「Deutscher Expressionismus」【図録】
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ドイツ表現主義の芸術「Deutscher Expressionismus」【図録】の商品説明
2002年に府中市美術館、サントリーミュージアム[天保山]などを巡回した展覧会の図録。
監修は府中市美術館の本江邦夫さん。
もうかなりのお歳かと思いますが、現代美術に造詣の深い優れたキュレーターとして昔から敬服しておりました。
そしてドイツ表現主義です。
21世紀のいま、最もキャッチーに思えるのがドイツ表現主義で、mondo modernでは表現主義関係の本はなるべく仕入れるようにしてきました。
本展も〝ブリュッケ〟から〝青騎士(ブラウエ・ライター)〟へと辿り、最後は「都市の絵画」という章立てで締めくくっています。
ブラウエ・ライターの章ではカンディンスキーの抽象画なども展開されていますが、その作品解説に「絶対的なまでの幾何学的抽象ではない」と的を得たことが書かれています。
個人的には「抽象を突き詰め、永続的に描くことの困難さ」というものに強く関心を持っていて、21世紀の絵画の多くが具象的なものになっていることが気になっています。
ドイツ表現主義は形態をデフォルメし、色彩のシンフォニーのような様相を帯びていきますが、あくまで具象に留まったことがとても示唆的に思えるのです。
内容的にとても充実した図録です。
そして何よりも造本デザインがとても良いです。中のページも用紙を変えて、表紙は厚いボール紙を背で繫ぐ手法で、文字はバーコ印刷。
ただこの手法を図録で最初にやったのは、1996年、川崎市市民ミュージアムでの『遠・近 ベッヒャーの地平』展で、デザインしたのはじつは私なのです。
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発行:2002年
ハードカバー:196ページ
サイズ:19 × 26.3 × 2 cm
言語:日本語
状態:経年感なく良い状態です。