ウィリアム・モーテンセンの世界「William Mortensen: A Revival」
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ウィリアム・モーテンセンの世界「William Mortensen: A Revival」の商品説明
ウィリアム・モーテンセンの名を知っている人はほとんどいないのではないでしょうか?
1920年代から40年代にかけてハリウッドで多くの仕事を残した写真家です。
彼は独特のピクトリアリズム・フォトのスタイルを構築し、さらにフォト・モンタージュなどを用いて独自の世界を創り出しました。
1897年生まれのモーテンセンは、フェイ・レイ(あのキング・コングでスターになる女優!)をエスコートしてハリウッドにやってきます。
そこで映画スタジオでの写真仕事をするようになります。
ゴシック的なもの、グロテスクなものへの志向があったモーテンセンの作品には、どこか異様なところがありました。
それはホラー映画にはぴったりだったのですが、ヌードも撮り「野蛮で下品」な彼の作風には、
アンセル・アダムスを筆頭に〈グループ f / 64〉のメンバーらから批判が出るようになります。
ハリウッドでのモーテンセンの擁護者は、あのセシル・B・デミル監督でしたが「通俗性と扇情性」ということで二人には通じ合うところがあったのでしょう。
モーテンセンはその後忘れ去られていき、1965年に亡くなります。
そして彼のネガもほとんど失われてしまったといわれています。
長く忘れ去られていたモーテンセンですが、21世紀に入る頃から再評価されるようになり、彼の作品、そして生涯を詳らかにする作業が進められていきます。
本書はその一冊でマイケル・ドーソンによる「ゴシック・モダニスト」という論評を筆頭に、数人の論考を収めて、
さまざまな角度からモーテンセンとは何者だったのかを明かにしていきます。
巻末にはかなり詳細な年表なども附して、資料的価値の高い一冊です。
図版ページもあり、文中に図版も掲載されているものの、ちょっと足りてないです。
彼の多岐にわたる作品群をかいつまんで掠った程度の印象。
でも、そもそもモーテンセンの資料が圧倒的に不足しているのですから。
図版目的でなく彼の作品を生涯を知りたい人には、これは貴重な本と言って良いでしょう。
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編集:Michael Dawson他
出版社:Center for Creative Photography・The University of Arizona
発行:1998年
ペーパーバック:136ページ
サイズ:21.7 × 28 × 1 cm
言語:英語
状態:状態良好です。