エル・グレコ展【図録】
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エル・グレコ展【図録】の商品説明
2012年に大阪国立国際美術館、東京都美術館で開催された展覧会の図録。
1986年にも「エル・グレコ」展が開催されていますが、こちらは没後400年ということでかなり気合いが入っています。
エル・グレコとはグレコ=ギリシャ人にスペイン語での男性定冠詞エルを付けたもの。
もともとはクレタ島出身のギリシャ人で、ドメニコス・テオトコプーロスという名をもっていました。
グレコは自身の絵画には、最後までこのギリシャ名のサインを残しています。
スペインで成功したグレコですが、様式はけっこう異様ですよね。
間延びした身体などは、後期マニエリスムの特徴と言われています。
天空へと上昇し収斂していくダイナミックな運動体としての人物群像こそ、グレコの最大の魅力ではないでしょうか。
昔から思っているのですが、よくこんな絵が評価されたな、とも思うのです。
クライアントは王侯貴族や教会ですから。でもそれがマニエリスム期特有の妖しい美意識でした。
あとグレコの描く女性の美しさは、他に近い画家が見あたらない気もします。
ヴェネツィア派から影響は受けていますが、ヴェネツィア派の端正な美とは別の、動的で、でもとても愛らしい顔を描きます。
本書の裏表紙は「聖アンナ」の大アップですから。
あと本書は絵の一部をアップにした裁ちきりレイアウトが多々あります。
これはグレコの絵のダイナミズムを伝えるのに、とても効果を発揮していて良いレイアウトです。
レターパック等に入らない大型本ですので、佐川急便での発送となります。
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発行:2012年
ソフトカバー:296ページ
サイズ:23.5 x 32 x 2.2 cm
言語:日本語
状態:ダストカバーに上辺フチにヨレ等の傷みが多少あります。