ドイツ表現主義の絵画「Expressionismus」/ Dietmar Elger
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ドイツ表現主義の絵画「Expressionismus」/ Dietmar Elgerの商品説明
ドイツ表現主義絵画をまとめた一冊。
日本では表現主義絵画というのは、あまり人気がない気がしますが、タッシェンは版を変えて何冊かの表現主義本を出しています。
それらすべてを比べて見てはいないので、内容の違い等はわからないのですが編者が違っているので内容も違うものと想像します。
こちらのディートマール・エルガーによる編著のもので、絵のセレクトはかなり良い本だと思います。
全体に6章に分けていて、その章のテーマの中に画家を内包する構成になっています。
1章は〝ブリュッケ〟。ここでキルヒナーを持ってきてしまいます。
5章目は〝大都会というテーマ〟なる章なので、キルヒナーはこちらのほうが合う気もしますが、ただ冒頭、キルヒナーから始まるのはまさに表現主義の真髄を突いているのです。
カール・シュミット=ロットルフ、オットー・ミュラーらが続き、次章は〝北方ドイツの表現主義〟、〝ブラウエ・ライター〟へと。
フランツ・マッケやアレクセイ・フォン・ヤウレンスキーなどが登場します。
4章は〝ライン地方の表現主義〟7章は〝ウィーンの表現主義〟です。
それぞれの章の中に画家を内包させることで、ありきたりに絵を並べるのではなく、きちんとした作家紹介になっている構成が秀逸。
全章で24人の画家に絞ったことで各作家の作品をきっちり見せることに成功しています。
※最初の数ページ、下部に軽く湿気か水濡れによるたわみがありますので、安価にしています。
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著者:Dietmar Elger
出版社:Taschen
発行:2007年
ハードカバー:256ページ
サイズ:25 x 30.5 x 2.3 cm
言語:ドイツ語
状態:概ね状態良好。