【シールド未開封新本】ヴンダーカンマー「Cabinet of Curiosities」
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【シールド未開封新本】ヴンダーカンマー「Cabinet of Curiosities」の商品説明
Cabinet of Curiositiesとは、驚異の部屋、ドイツ語でいう「ブンダーカンマー」のことです。
ブンダーカンマーという言葉が英語以上によく知られているのは、神聖ローマ帝国皇帝として君臨したハプスブルク家のルドルフ2世(1552-1612)の蒐集によってではないでしょうか?
ブンダーカンマーといえばルドルフ2世といった感じで、平凡社のテオリア叢書から『魔術の帝国 ルドルフニ世とその世界』という本も出ています。
本書はルドルフ2世に代表されるヨーロッパ各国の〝珍奇陳列室〟の部屋と蒐集品を撮ったおそらく類書のない画期的な本です。
著者のマッシモ・リストリはこのためにドイツ、オーストリア、デンマーク、スウェーデン、イタリア、フランス、イギリス各国の王侯貴族らが残した〝珍奇陳列室〟を取材しています。
貝殻細工、赤珊瑚、象牙細工、鉱物、標本、宝飾品、ムラノガラス、オートマタ、絵画、一角獣の角!に至るまで、世界のあらゆる珍奇なものが蒐集されたことに驚きます。
時期的にはやはりマニエリスムからバロックあたりでしょうか?
先日、リヒャルト・アレヴィンの『大世界劇場』というバロック美学に関する本を読んでいたら「空虚な空間からの逃避」という一節が出てきました。
バロック的な空間美学をよく言い得ています。
そしてこの〝珍奇陳列室〟がまさにそれです。
18世紀の百科全書派以降、収集が分類を伴って整理されていく手前の混沌があって、まさに珍奇そのものです。
写真メインの本ですが、巻頭にアントニオ・パウルッチによる〝珍奇陳列室〟の成立などの論考があり、各陳列室の冒頭には短いながら概観を記した文章が付いています。
※お送りするのは撮影したものとは別のシールド未開封の新本になります。
この本のみでしたらレターパックプラス520円で発送できます。
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著者: Massimo Listori
出版社:Taschen
発行:2020年
ハードカバー:356ページ
サイズ:16.5 x 20.5 x 3.4 cm
言語:英語/フランス語/イタリア語
状態:シールド未開封新本です。