セガンティーニ画集「Giovanni Segantini 1858 - 1899」
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セガンティーニ画集「Giovanni Segantini 1858 - 1899」の商品説明
1990〜91年にかけてチューリヒ美術館で開催されたジョバンニ・セガンティーニ展に際して刊行された図録。
LPレコードに近い大判サイズです。
セガンティーニには個人的な思い出があるのですが、1977年1月号の『美術手帖』の特集が「象徴主義の画家たち」という特集で、
しかも表紙はセガンティーニの『悪しき母たち』でした。
当時、10代の終わる頃でセガンティーニの名すら知らなかったのですが、この絵に強烈な一打を食らったような気分になりました。
ですから象徴派への入り口もこの号に影響されてセガンティーニから。
ふつうもう少し違う画家から象徴派に入るような気がするのですが。。
この展覧会は、タイトルにセガンティーニの生年と没年が入っているように「その生涯」を辿ったものです。
図録も作品だけでなく資料図版も含めてかなり充実した内容となっています。
セガンティーニとはなんとも言語化しづらい奇妙な画家で、清祥なアルプス風景を描く一方、いかにも世紀末的な絵も残しました。
酷く貧しい育ちで、しかも異母姉の手違いから無国籍者となってしまい、イタリアとスイスでなんども引っ越しをしています。
きちんとした教育を受けなかったので、30代まで読み書きも出来なかったそうで、のちに彼の絵を購入した画商などの影響から
ダヌンツィオやニーチェに傾倒して、象徴派的な作風の絵も制作するようになります。
極端な貧しさと画家としての成功。イタリアとスイス。生涯にわたる無国籍者としての立場。
そうしたある種の両極がセガンティーニの絵の二面性に表れているような気がします。
マンテーニャの『死せるキリスト』の影響を受けた初期作品『死んだ英雄』からアルプス風景まで。
この画家の振幅とは、彼の人生そのものであったような気がするのです。
横幅がある大判本ですので、佐川急便での発送となります。
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出版社:Kunsthaus Zürich
発行:1990年
ペーパーバック:266ページ
サイズ:28 x 28 x 2.2 cm
言語:ドイツ語
状態:古い本ですので、多少の経年感があります。