写真集「王の夢:ルートヴィヒII世」篠山紀信 撮影・多木浩二 文
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写真集「王の夢:ルートヴィヒII世」篠山紀信 撮影・多木浩二 文の商品説明
ルートヴィヒII世人気が日本でも沸騰したのは1970年代末から1980年代にかけてでした。
澁澤龍彦による紹介があり、彼が築城した3つの城の写真集である本書が刊行され、
他にもジャン・デ・カールによる伝記や関楠生による伝記など、かなりのブームだった記憶があります。
と書いている筆者は1977年、大学生のときにノイシュヴァンシュタイン城が観光地ということも知らずに一人でこの城に行きました。
かなり苦労して麓まで行ったら、フュッセンからバスが出ているとか、団体客の観光バスまで麓には来ていて拍子抜けしたものです。
そのあとヘレンキームゼーにも行きました。
ともあれ多木浩二が本書に寄せたエッセイで「フェイク・キャッスル」という言葉を使っているように、なんというかフェイク感、二流感満載でした。
もちろんそこが魅力なのですが。
その前にヴェルサイユ宮殿を観てから行ったので一層、強く感じたものです。
ヘレンキームゼー城はヴェルサイユ宮殿を模してつくったものでした。
本書にはノイシュヴァンシュタイン、ヘレンキームゼー、リンダーホーフとルートヴィヒII世がつくった3つの城が収められています。
ハードカバーの大判。かなりしっかりした作りの写真集です。
ルキノ・ヴィスコンティ監督の『ルードウィヒ/神々の黄昏』が日本で劇場公開されたのが1980年、短縮版でした。
先日、4時間もある修復版を観ましたが、この映画を観て本書を眺めるとルートヴィヒII世のロマンティシズムに拘泥する心性もよくわかるかもしれません。
ヘルムート・バーガーもロミー・シュナイダーも、みんな鬼籍に入ってしまいました。
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篠山紀信(写真)多木浩二(文)
発行:1983年
ハードカバー:156ページ
サイズ:23.3 × 31 × 1.8 cm
言語:日本語
状態:ダストカバーに多少の経年感、背に軽く退色があります。帯なし。他は状態良好。