アール・デコの建築「Art Deco Architecture」
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アール・デコの建築「Art Deco Architecture」の商品説明
「アール・デコの建築」というと、1980年代から90年代に日本でもMookのような形式で刊行されたアール・デコ本をイメージしますが、
率直にいうとそれらはアール・デコへの入り口を扱った、ある程度、部数狙いだったふうに思います。
本書は1920年代様式が専門のパトリシア・ベイヤーの著作で、ともかく良く網羅され、しかも深掘りもしている専門的な一冊です。
編集もよくできていて、冒頭にアール・デコの建築の装飾的意匠、そこから初期のアール・デコ建築、実現されなかった建築のレンダリングなどが紹介されていきます。
そのあたりで、これが凡百なアール・デコ建築本ではなく、よく探求されたものと実感します。
マンハッタンの摩天楼での誇大妄想的レンダリングを多数残したフュー・フェリスなども取り上げています。
この人はのちのファシズム様式とも繋がるところがあるので、アール・デコ建築にはいくぶんかのファシズム様式的なもの(あるいは古典主義様式)が
入り込んでいたこともわかります。
クライスラー・ビルなどのお決まりの摩天楼建築が当然入り、カルフォルニア・デコ(おもにロサンゼルスの)なども紹介されていきます。
現存するものはカラー写真で。取り壊されたものはモノクロの資料写真で。
感心したのは1929年に建てられた〈Firestone〉ビルが、のちに破壊されるときの写真まで掲載していることです。
こうして歴史的建築物も破壊されていくのかと。
日本は1960年代からずっと歴史的建築を破壊しまくってきましたが。
建築だけでなくダム(ダムにもアール・デコ様式があった!)や記念塔など、ともかくよく網羅しています。
文章もそれなりにあり詳細そうですが、グラフィックで見せる本かと思います。
総図版点数376点、うち146点がカラーということです。
大型本ですので、佐川急便での発送となります。
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著者:Patricia Bayer
出版社:Thames & Hudson
発行:1992年
ハードカバー:224ページ
サイズ:25.5 × 30 × 2.5 cm
言語:英語
状態:元からビニールのカバーが被せてあります。状態良好です。