「I Love Paris 展」J'aime la Paris【図録】
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「I Love Paris 展」J'aime la Paris【図録】の商品説明
1992年に銀座プランタン6F エスパースプランタンで開催された写真展の図録。
本展も含めてプランタンでの展覧会はよく行きましたが、驚くほどレベルの高い企画が多かったと思います。
1970年代から90年代までは、デパート内美術館の展示がふつうの美術館よりも内容が濃かったりしたものがずいぶんとありました。
この展覧会もタイトルこそ「I Love Paris 展」なんて甘めですが、内容はものすごく濃いです。
ようはフランス写真の歴史ですが、多くの写真家を総花的に羅列せず、時代の象徴的な作家をセレクトしています。
そこが教科書的にならない良いところです。
まずフェリックス・ナダールから始まります。
順当ですが、良い写真を揃えています。
次はポール・ナダールです。
あのベル・エポックの美しい肖像写真をたくさん撮ったポールのほうはなかなか日本ではきちんと紹介されませんでした。
でも多くの作品を展示しています。
さらに筆者イチオシのセベルジェ兄弟! 思えば彼らを最初に記憶に留めたのはこの展覧会でした。
次はラルティーグ。このあたりも順当です。
でもその次、フランソワ・コラー(本書はコラール表記)です。
本サイトでもポール・ナダール、セベルジェ兄弟、コラーのそれぞれの作品集は、出品してすぐに売れてしまったものです。
シュルレアリスティックなコラーの作品は必見です。
なぜか日本では人気がないけれど、作品は素晴らしいアンドレ・ケルテスがきて、ウィリー・ロニスやドゥニーズ・コロンが続きますが、
あまり知られていないマルセル・ボヴィスやルネ=ジャックの作品が挟まれます。
とても良い作品です。
そしてスターのポートレートで有名だった〈スタジオ・アルクール〉の作品の数々。
これも古典主義美学に満ちた職人芸として圧巻。
どれも数枚載せているとかでなく、それなりの作品点数があるので、それぞれの写真家の作家性を読み取ることもできます。
あらためてこの展覧会の写真家セレクトの素晴らしさを感じました。
横幅がありますので、ゆうパケット360円での発送となります。
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発行:2007年
ハードカバー:216ページ
サイズ:24.5 x 29 x 1.5 cm
言語:日本語
状態:ダストカバーに若干の経年スレ等ありますが、概ね状態良好。