デボラ・ターバヴィル写真集「Le Passe Imparfait 1978-1997」
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デボラ・ターバヴィル写真集「Le Passe Imparfait 1978-1997」の商品説明
デボラ・ターバヴィルの大判写真集『Le Passe Imparfait 1978-1997』。
ターバヴィルの写真集のなかでも、最も入手困難な一冊でしょう。
横長の大判判型、まったく光沢のないざらついた用紙にターバヴィルのノスタルジックで不穏な写真が展開されていきます。
「怖ろしく美しい」、そういう形容のみが当てはまるような本です。
ターバヴィルは『Harper's Bazaar』誌のファッション・エディターとしてスタートしますが、写真家に転向します。
彼女はニューイングランドの裕福な家庭に生まれ、ボストン郊外のかなりの大邸宅で育ちました。
ターバヴィルの写真にヨーロッパ的な邸宅、しかも廃墟感の強い邸宅が多く舞台となっているのは、そういった育ちも関係ありそうです。
彼女は粒子の粗い、セピアがかったファッション写真を撮りましたが、たんにノスタルジックなだけではなかったのです。
撮った写真をプリントしテープで貼り、傷つけ、さらにそれを写真に撮って作品にしたりしました。
こうした制作の意図を彼女は「イメージを作ったあとにそれを破壊する」、「崩壊というものへの考えが、つねに私の作品の中心にある」などと述べています。
本書では1970年代後半に一緒に仕事をしたモデルたちの写真にさまざまな加工がほどこしています。
『Women's Wear Daily』誌は「ターバヴィルはファション・フォトを前衛芸術に変えた」と評しましたが、まさにそのとおりでしょう。
ターバヴィルは2013年、81歳で亡くなりましたが、彼女の作品は老いることがありません。
撮られたときから、それらはすべて「廃墟」のような様相を呈していたのですから。
新本を仕入れたものですが、2年ほど保管してきましたので、新古本として出品します。
大型本で梱包すると60サイズを超えますので、佐川急便(複数冊)80サイズでの発送になります。
著者:Deborah Turbeville(写真)
出版社:Steidl
発行:2009年
ハードカバー:192ページ
サイズ:29.7 x 25 x 2.7 cm
言語:フランス語
状態:もともとダストカバーのない造本ですが、ほぼ新本といえる良い状態の本です。