イワン・レオニドフ全作品「Ivan Leonidov: The Complete Works」
¥24,000(税込) 残り0点
●発送方法について(購入前に必ずお読み下さい)
佐川急便発送の商品は配送地域によって700円〜1000円ですが、複数冊(2、3冊〜)ご注文の場合は、「注文内容」の「配送方法」のところで「佐川急便(複数冊)」を選択してください。
厚さ・サイズによってはレターパックプラスでお送り出来る場合もございます。送料選択の際にご確認頂けましたらと思います。
送料の詳細、注文方法、お支払い方法など、その他の詳細については「About」ページをご確認ください。
イワン・レオニドフ全作品「Ivan Leonidov: The Complete Works」の商品説明
ロシア・アヴァンギャルド期の傑出した建築家、イワン・レオニドフの全作品をまとめた貴重な大型本。
正確にはアヴァンギャルド終息期の1927年に卒業制作の「レーニン図書館設計案」で注目を集め、母校ヴフテマスの教員に採用されてキャリアを始めます。
ヴフテマス(国立の美術学校/工房)は、ロシア・アヴァンギャルドの核となるような存在だったので、レオニドフも構成主義的な作品を残していきます。
しかし時代はすでにスターリンが権力を握り、アヴァンギャルドや構成主義の圧殺を始めた時期でした。
1929年以降、スターリン主義者、あるいはそれに追従する批評家らによってレオニドフは批判され、ヴフテマスからの退職も余儀なくされてしまいます。
こうしてレオニドフは、生涯にほとんど実施設計の作品を残すことができずに57歳で亡くなりました。
現存するものは本書にも掲載されたキスロボッスクのサノトリアムの階段くらいなのです。
なんと階段!程度。
才能に溢れながらもこれほど恵まれなかった建築家も珍しいでしょう。
18世紀のヴィジオネールの建築家ら...なかでも不遇だったジャン=ジャック・ルクーでさえも、もう少しマシな人生だったように思います。
そしてヴィジオネールの建築家、ルドゥー、ブレー、ルクーらが球体の建築を夢想したようにレオニドフもレーニン図書館で球体建築を提案します。
いまだに彼を神話たらしめているのは、この球体建築案でしょう。
筆者が1994年に刊行した『papier colle』3号の特集は「球体と円環のマニエラ」というテーマで巻頭にレオニドフも取り上げました。
本書はスケッチからドローイング、模型までレオニドフの生涯の作品を集めて辿った労作です。
おそらくレオニドフ全作業をまとめた本は本書のみで、1988年に刊行後、長く絶版になったままの本です。
大型本ですので、佐川急便(複数冊)80サイズでの発送となります。
著者: Andrei Gozak、Andrei Leonidov
出版社:Rizzoli
発行:1988年
ハードカバー:216ページ
サイズ:28.8 × 28.8 × 2.7 cm
言語:英語
状態:ダストカバーにスレ、小さなアタリ等、多少の経年感があります。その他、状態良好。