東和の半世紀/川喜田長政・かしこ(非売品)
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東和の半世紀/川喜田長政・かしこ(非売品)の商品説明
個人的な話で恐縮ですが、高校生のときにディートリッヒの『モロッコ』(30)のTV放映を観て古い映画にハマり、
母がディートリッヒとガルボ好きで雑誌の切り抜き収集をしていたことを知り、『写真で見る外国映画の100年』の1〜3巻を買って、
それこそボロボロになるまで見た自分の青春期を思い起こすと、本書を開いただけでちょっと胸にこみ上げてくるものがあります。
東和を設立した川喜多長政、かしこさんですが、長政さんが『アスファルト』に主演したドイツの女優、ベティ・アマンと会見したときの写真があります(掲載しました)。
これは1971年に国立フィルムセンターで開催された『ドイツ映画の回顧上映』のパンフレットにも掲載されていました。
もっとあとの再上映で『アスファルト』は観たのですが、ベティ・アマンと会えた川喜多さんが羨ましく何度も何度もこの写真を見返しました。
本書は戦前からドイツ・フランスなどのヨーロッパ映画(のちにアメリカ映画も)を輸入した東和の50年史です。
東和が輸入した夥しい量の映画のスチル写真。とくに20年代から60年代の映画のシーンは、さまざまな映画的記憶を呼び起こします。
いまだ日本でソフト化されない映画もたくさんあります。
リル・ダゴファー主演の『ハンガリー狂想曲』とか。
これも昔シネマテークで観ましたが、こうしてスチル写真で再会するととても感慨深いものがあります。
スチル写真で歴史を辿りつつ、半ページ程度でさまざまな人が東和が輸入した映画について簡潔に書いています。
中盤には「川喜多夫妻のアルバムから」という思い出の写真ページがあり、これがもう素晴らしい記録となっています。
後半の1/3は、「東和の半世紀」という読み物で、とくに初期に輸入した戦前ドイツ映画に関しての思い出が詳しく書かれていて、読み物として一級です。
巻末には東和が輸入した映画の全データ。
映画を愛し、映画に愛された川喜多夫妻そのものがこの本に詰め込まれている素晴らしい書物です。
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出版社:非売品
発行:1978年
ハードカバー化粧函入り:436ページ
サイズ:22 x 30.5 x 3.6 cm
言語:日本語
状態:化粧函に若干の剥がれ傷みがあります。本体は当時のパラフィン紙が巻かれた状態で良好です。