グレの世界(マダム・グレ作品集 文化出版局)
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グレの世界(マダム・グレ作品集 文化出版局)の商品説明
「マダム・グレ」ことジェルメーヌ・エミリ・クレブの作品をまとめた大判のグラフィック本です。
1980年に文化出版局から25,000円もの価格で、なぜこのような本が出版されたのか不思議ですが、日本では知名度も高くなく、
というか海外でもさほど作品集の多くないグレの作品を見るには貴重な本といえます。
彫刻を学んだグレは1930年代からアリックスという名で服作りを始めていましたが、1942年(戦時中!)にパリに「グレ」という名のメゾンを開設します。
トルソやモデルに布を被せ、立体的に造形していく手法は(これ自体はすでにシャネルなどやってますが)、独特の彫刻的ドレスを生みだします。
古代ギリシャ・ローマ的な古典美がグレの美意識のなかにはあったと思います。
グレの作品は一種、時代に流されない完璧な美しさを持っていたと思うのですが、プレタポルテの時代に乗れず、香水事業が引き継がれたのみでメゾンは閉鎖されます。
香水では「カボシャール」が有名でしょう。
初期のものは磨り硝子の蓋にヴェルヴェットのリボンが巻かれていました(持ってます!のちにプラスチックになってしまいます)。
本書は80年代にモデル撮影したものが多く掲載されていて、写真の質もどうか?という感もなきにしもあらずです。
ただグレの作品をこれだけ見れるものもほとんどなく、また各年代に発表されたドレスを一覧したページがあり、そこはひじょうに参考になります。
マダム・グレの作品集としては『Madame Grès: Sphinx of Fashion』が最高の本と思うのですが、これはなんといまは古書で3万円を超える相場になっているようです。
60サイズを超える大型本でので、佐川急便(複数冊)80サイズでの発送となります。
著者:吉田 大朋
出版社:文化出版局
発行:1980年
ハードカバー化粧箱入り:260ページ
サイズ:27 x 34.5 x 3.4 cm
言語:日本語
状態:化粧箱にわずかに経年スレ等ありますが、古い本としては状態良好です。