マネッセ写本の世界「Codex Manesse: Die Miniaturen der Großen Heidelberger Liederhandschrift」
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マネッセ写本の世界「Codex Manesse: Die Miniaturen der Großen Heidelberger Liederhandschrift」の商品説明
中世の彩飾写本好きでしたら「マネッセ写本」のことをご存知の方も多いと思います。
チューリッヒの貴族マネッセ家の注文により、1280年頃から1330年頃までおおよそ50年をかけて制作されたもので全部で426葉。
一葉の大きさは355mm×250mmの大きさがあります。
そのなかの137葉が細密画で、本書はその137作品すべてを1葉、1ページに収録した豪華なものです。
羊皮紙で作られた原本は「大ハイデルベルク歌謡写本(Die Große Heidelberger Liederhandschrift)」と呼ばれますが、
本書がサブタイトルにDie Miniaturenと附しているのは、この原本のタイトルに対しての縮小版ということです。
内容は12世紀から14世紀にかけて隆盛を極めた〝ミンネザング〟(恋愛抒情詩とか宮廷抒情詩のようなもの)を収めたもので、
その歌い手であるミンネゼンガーも細密画には描かれています。
ちなみにミンネザング、ミンネゼンガーはフランスのトルバドゥールやトルヴェールに相当するもので、
そのことを私が知ったのは学生の頃、小泉文夫さんの「世界の民族音楽」での放送でした。
この番組はいわゆる(西洋から見た)民族音楽だけでなく、西洋そのものも相対的に捉えていたところが秀逸でした。
本書は印刷のインクの載った部分にわずかに光沢が出るコート紙に刷られているために、撮影で若干のテカりが出てしまっていますが、
実物は用紙も良く、印刷も良い美しい本です。
貴族・騎士の馬上槍試合から宮廷での恋愛まで、約110点はひとりの画家の手になるもので、残りの27点は別の3人の画家によって描かれたと言われています。
絵の良さが「マネッセ写本」の大きな魅力でもあるでしょう。
この本のみでしたらレターパックライト370円で発送できます。
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編者:Ingo F. Walther
出版:Buchergilde Gutenberg
発行:1988年
ハードカバー:282ページ
サイズ:20.5 x 27.5 x 2.6 cm
言語:ドイツ語
状態:小口角に若干のアタリがありますが、古い本としてはかなりきれいな状態です。