原色世界衣服大図鑑/田中薫・田中千代 監修/1961年刊
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原色世界衣服大図鑑/田中薫・田中千代 監修/1961年刊の商品説明
服飾デザイナー/研究家で、いくつもの服飾辞典の編纂でも著名な田中千代が、夫の田中薫との共著で編纂した世界の衣服図鑑。
こういう言い方をしてよいのかはわかりませんが、現代から見ると一種の〝奇書〟です。
内容は怖ろしく充実していて、世界のあらゆる民族衣装を扱っています。
あまりにマニアックで、このあたりは地理学者である田中薫の面目躍如といったところでしょうか。
ふたりは民族衣装とは呼ばず、「民俗衣装」という言葉を使いましたが、これはじつに正しい見識だと思います。
田中夫妻が世界各地を旅して収集した民俗衣装は、のちに国立民族学博物館のコレクションとなったそうです。
たとえばカリブ海や南米の小国のある民族の衣装まで取り上げていたりします。
「パナマ=サン・ブラス群島、キューナ族の服、女」といった具合。
キューナ族なんて初めて知りました!
そんな調子で日本も「千葉県御宿、漁村の働き着、女」といった具合です。
失われていく(あるいは現在では多くが失われた)民俗的な風習、様式への敬意というか、愛というか、、ともかく驚かされます。
このような本は二度とつくれないでしょう。
世界的にもここまで詳細な本は唯一無二といえるのではないでしょうか?
そして〝奇書〟と書いたのは、日本人モデルを使って世界の衣服を着せてカラー写真で掲載しているところです。
インパクトあります。
率直に言うとフランス、ブルターニュ地方の民俗服でも、なんかアジアの服のように見えてしまうところがあります。
...キッチュな面白さ。こう書いては著者に失礼ですが。
ちなみにモノクロページでは現地で撮影した写真が掲載されています。
別刷り二つ折りで二人のエッセイが掲載されていますが、衣装集めの苦労話などけっこう面白いです。
ダストカバーに破れ欠損がありますが古書市場でそれなりの高値になっている本ですので、ご理解ください。
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著者:田中薫・田中千代 監修
出版:保育社
発行:1961年(昭和36年)
ハードカバー:116ページ+図版ページ、まえがき等でおよそ140ページ程度。
サイズ:19 x 26.3 x 2.5 cm
言語:日本語
状態:ダストカバーの上部に破れがありますので、写真でご確認ください。その他は概ね